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  更新時間 :2005年06月18日14:08 (北京時間) 文字

上海に始まる日本軍慰安所 上海師範大教授が調査









  日本の文部科学大臣は6月11日、「慰安婦」の史実を否定する発言をして再び中国を含む被害国国民の怒りを巻き起こした。それに先立ち、上海師範大学歴史系の蘇智良教授は同7日、「上海日軍慰安所実録」を出版した。この本は上海市内にかつて日本軍「慰安所」が149カ所あったことを初めて明らかにした。

  蘇教授と助手は13年の調査を経て、中国が日本軍の慰安所制度の始まった地であることを突き止めた。中国人女性約20万人が強制的に「慰安婦」にさせられ、日本軍「慰安婦」の起源と言える。日本軍は上海に世界初の「慰安所」を設けただけでなく、存在した期間も最長で、数も最多だった。中国人女性は日本軍慰安所制度の最も深刻な被害を受けた人々と言えるだろう。

  蘇教授は日本に留学していたころ、偶然に一枚の白黒写真を見つけた。写真には日本式木造家屋が2棟並び、一人の日本兵が女性一人に付き添われ、「慰安婦」の部屋へ入ろうとしている様子が写っていた。「上海楊家宅慰安所 1938年1月建設 日本上海派遣軍東兵站部司令部管理」と書き添えられていた。この写真を目にしてから、蘇教授は中国慰安婦調査を始めた。「私はまず楊家宅慰安所から調べ始めた。この慰安所はもともと楊家にあったと思われる。だが写真を頼りに当時の場所を訪れてみると、この慰安所は東沈家宅に建てられたものだった。楊家宅慰安所は当時、最も有名な慰安所だった。調査で私は驚くべき事実を見つけた。現在の上海・東宝興路125弄にあった『大一サロン』は世界初の日本軍慰安所で、世界で最も長く存在した日本軍慰安所だった」と、蘇教授は言う。

  1931年11月、日本海軍は上海海軍陸戦隊に性サービスを提供するため、上海・虹口地区にあった日本の妓楼を海軍の特別慰安所とした。そのうちの一つが「大一サロン」だ。その後「大一サロン」は「海軍指定慰安所」として拡張された。これは日本の外務省も実証している。1932年までに上海で開業した日本海軍の慰安所は計17軒あった。これらの慰安所は日本海軍の将兵が客となる。同年末までこの17軒の慰安所は芸妓279人、「慰安婦」163人をかかえていた。

  当時「慰安婦」の健康診断を行った日本の麻生徹男医師が撮影した「慰安所規定」は、残されたきわめて貴重な物証だ。規定は「本慰安所は陸軍軍人、軍属の入場に限る。入場者は慰安所出入許可証を持たなければならない。入場券料金は伍長、士官、軍属は2円、将校は5円」とある。

  日本海軍は「大一サロン」の形に満足したため、上海で始めた慰安所制度を中国各地へ広め始めた。1938年1月13日、上海派遣軍東兵站部司令部の管理で、上海の北東に「楊家宅娯楽所」が開業した。日本と朝鮮の少女104人が楊家宅慰安所の最初の慰安婦になった。その後、多くの外国籍の女性が仕方なくこの戻れない道へ足を踏み入れた。

  日本軍が上海で経営した慰安所には主に3種類ある。(1)日本軍直営(2)中国に住む日本人、朝鮮人の経営(3)漢奸(祖国を裏切った中国人)の経営――だ。蘇教授が史料や証人の証言を調べたところ、上海には計149軒の慰安所があった。蘇教授は「上海は日本軍『慰安婦』制度が最も改良され、慰安所の数が最も多い都市だったと言える」と指摘する。

  南京大虐殺の前後、日本軍はこれまで以上に急速に慰安所を各地に作った。蘇教授らの調査によると、日本軍慰安所は中国の黒龍江、吉林、遼寧、内蒙古、山西、北京、河北、河南、山東、江蘇、安徽、江西、湖北、湖南、上海、浙江、福建、広東、雲南、貴州、海南、台湾と香港などの至る所に及ぶ。

  蘇教授は「韓国などの国は日本軍が推進した軍事的性奴隷制度の暴挙の記録を永久に残すため、相前後して『慰安婦』の記念館を設立した。最大の被害を受けた国である中国として、日本軍『慰安婦』制度が始まった地である上海として、最初の慰安所跡に『中国慰安婦記念館』を設立するべきだ。そうすることで、彼女ら凌辱された同胞が歴史と中国人の心に刻まれる」と主張する。(編集ZX)

  写真上:1938年に建てられた上海楊家宅慰安所

  写真中:慰安所に入るのを待つ日本軍兵士

  写真下:日本軍最初の慰安所「大一サロン」

  「人民網日本語版」2005年6月17日



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