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  更新時間 :2006年05月25日09:34 (北京時間) 文字

「今日からが始まり」忘れずに


  忘れはしません。暑い盛りの去年の八月のことです。

  私たちハルビン工業大学日本語学科の学生十四人と、姉妹校である日本の千葉工業大学の学生との一週間の交流を終える最後の日の集まりでした。千葉工大の男子学生が「交流はこれが終わりではない、今日からが始まりです」と力強く私たちに言ったのです。

  あの日から八か月。その言葉は今でも私の頭に焼きつき、一日も忘れたことがありません。

  私たちと千葉工業大学との交流はもう二十年も続く恒例行事です。初めて参加する私たち二年生は交流の何か月も前から、どのように接し、どのような事を話し、どのように楽しんでもらうかを一人一人がパートナーを想像しながら計画を練りました。

  訪中団一行は八月十日にハルビンに到着しました。会ったその時私は緊張のあまり、日本語を一言も話すことができず、パートナーの話にうなずくだけでした。

  いつも私のとなりを歩いて日本語の話し方について親切に説明してくれた私のパートナーは勉強家でとてもやさしい男性でした。市内観光とスポーツをやっている間も中日両国のことについていろいろ話しあって、とても楽しい七日間を送りました。

  私がめったに接することのできない日本の若者と過ごせることは、日本語の会話レベルを一挙に向上させるまたとない機会であり、知識で得た日本文化を肌で感じる体験の場であると思い交流に臨みました。

  しかし日を重ねるにしたがってこの交流がもっと深い意味を持ち、単に知識向上だけで終わらせるのはもったいない気持ちになりました。

  それはパートナーの態度が私に気づかせてくれたのです。中国語を話せない彼が私に意思を伝えようとする時は手、足の動作から目つきまで全身をぶつけてきました。それでも不十分なときはメモ書きし、彼の「なんとか分かってほしい」という気持ちがひしひしと伝わってきました。

  もちろん私も負けられません。身ぶりだけで足りないときはメモ帳も取り出して汗を流しながら答えました。パートナーがうなずき二人で分かり合えたときは自然と熱いものが込み上げてきました。

  私は交流の目的が会話の向上と日本文化の吸収であると思っていたことがいかに浅い考えであるかに気がつきました。そして信頼と熱意こそが交流の原点であり、それによって国境を越える交流ができることも感じとることができたのです。

  今、私の手元には交流会開会式に千葉工大から我が大学に贈られた一枚の記念写真があります。それは千葉工大が我が校に記念品を贈った時に撮ったものです。まさに日中友好の瞬間だったのです。私のパートナーは「これから日中友好をもっと深めるように」と言いました。

  その日から私たちに大きな収穫をもたらした交流会の最後の日に贈られた「交流は今日からが始まり」の言葉は私のこれまでの交流に対する甘い考えへの反省と、新たな出発を促す応援歌になったのです。

  いま中国と日本の間には歴史認識や靖国神社参拝をはじめとする交流を阻む問題が数多く横たわっています。私たちはそれらをただ漫然と見すごしていては何も解決しません。それらを政治の問題として他人まかせにしては前進するはずがありません。

  当然のことながら日本語を専攻する私たちが先頭に立って相互理解による交流促進のうねりをつくらなければならないと思っています。

  私は将来、政府外交部の仕事にたずさわり、中日の若者の交流促進に一身を捧げたいと思っています。お互いの国情を文字や映像を介して学ぶより直接心に触れ合うことの方がはるかに相互理解を深め、友好を促進するからです。若いエネルギーこそが中日の最高の架け橋になれると確信しています。

  「今日からが交流の始まり」。一歩一歩着実に進めて行きます。(哈爾濱工業大学 李暁霞)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp



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