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  更新時間 :2006年05月25日09:34 (北京時間) 文字

友好という花


  「中国には何がないと思う。」同じ質問を何回も多くの日本人に聞いてみたことがある。

  「携帯」、「味噌汁」、「電気」回答はいろいろだった。「いや、携帯ぐらいはあるよ。」と答えたところ、「へえ、あるんだ。すごい。」と言ってくれた日本人が多い。

  目を大きくし、びっくりしながらも、笑顔で言ったその「すごい」が嫌いだ。ところが、中国では、こんなことをよく聞く。

  「日本の文化の起源は中国だぜ。大体、日本の漢字も中国から教えてもらったんじゃないの。小日本偉そうに。」

  こんな言い方も嫌いだ。

  日本人の場合は口にも出さず顔色にも見せないが、精神的に優越感を表している。中国人の場合は、まだ精神的には優越感を持つ実力がないので、言葉で表している。

  日本と中国は一衣帯水の隣国だ。少しの政治問題があったとしても、友好関係を結ぶ重要性は言うまでもないことだ。この希望を実現させるために、日本国民であろうと、中国人民であろうと、両方が友好的に付き合うことを望んでいるということが大切だ。しかし、強い優越感を持っていたら、望み続けていっても、深い意味はないと思う。例として、こんなことがあった。

  最近日本の対中国無償経済協力は三兆円にも及んだという話を聞いた。教えてくれた日本人は「すごいだろう。三兆円。」というような口ぶりで言ったように聞こえた。まるで施しをしているみたいだ。こんな感じで支援をもらっても感激より何か別の気持ちの方が強く感じられるのではないかと思う。したがって、いくら友好の名の下に発展すると言っても結局心のない表面的な付き合いに見えてしかたがない。

  一方、この数年、中国の発展が目覚ましくなって、特に上海を見て、「東京も所詮こんなもんじゃないの」と頭が熱くなって自負し始める人が多くなった。しかし、そう言っているものの、本当は中国がまだ先進国に及んでいないことをはっきりと分かっている。そこで現実を認めればいいのだが、認めようとする人が少ないのも現実だ。なぜなら、「中国は五千年の歴史を持つ大国だ。日本だって、先進国だけど、中国に依存しなかったら、今のように強くなれない。」というような考え方が強いらしいのだ。

  したがって、日中友好関係を発展させるために、まず優越感を取り除くべきだと思う。では、それを前提として、それから何をすれば友好関係を深めることができるかと言えば、「自分の国のことを知ること」だと思う。

  外国の人と交流すればするほど、自分の国への認識が足りないということが分かる。しかし、だからこそ、自分の国のことをもっと知りたい気持ちが強くなる。そして、その気持ちが強くなれば、自分の国のことを知ってもらいたい気持ちもそれに応じて強くなる。自分の国のことを伝えているうちに、他の国のことも知ることができる。そして、いいところに感心し、さらにその国のことが好きになることができる。優越感なし、偏見なし、心から相手のことを理解し、尊敬する。これこそ大事なことだと思う。この域に達したら真の友好関係が築かれたと言えるのだろう。

  作文を書いているうちに、想像を逞しくした。留学していた頃見た風景が浮かんできた。「しひて行く人をとどめむ桜花いづれを道と惑ふまで散れ」なんときれいな幻の桜の姿だろう。未だによく覚えている。

  気づいたら私は二階の教室にいる。窓が開いている。気持ちのいい風に吹かれて思わず外をのぞいた。優しい日差し。空は青い。柳が風になびいている。名の知らない花はまだ蕾だ。穏やかな風景だなと感嘆した。あの日の桜は綺麗だったが、哀れな感じがした。散っていたせいだろうか。それより今目にした蕾はどんな花になるのだろう。きっと美しいだろう。私はそう願ってやまない。(上海師範大学 徐怡クン)

  ※クンは王へんに「君」

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp



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