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  更新時間 :2006年05月25日09:34 (北京時間) 文字

五万円、私の心の支え


  「今ちょうど円高ですよ。五万円を引き出しなさいよ。今引き出さないと、円安になったら損をしますよ」と友達から何度も言われますが、私はその度に「そうね」と微笑みながら答えるだけです。

  確かに、今の為替レートで引き出すと、四千元ほどになります。それは私にとってけっして少ない金額ではありません。しかしながら、この五万円は引き出さずに銀行に預けておくことを以前から決めています。なぜかというと、この五万円は私にとって特別な意味があるからです。

  それは一昨年のことです。私は運がよいかもしれませんが、大森和夫第十一回中国大学生・院生作文コンクールで一等賞を受賞しました。このような成績が取れるとは夢にも思っていませんでした。一等賞そのものも名誉なことですが、その副賞として、日本に十日間行けることのほうが私にとってはより重要な意味を持っていたのです。日本語を勉強する者として、一度は日本へ行ってみたいと思うのは当然のことです。私にとってもそれが宿願でした。ですから、受賞が決まった時私がどんなに嬉しかったか。あまりにも嬉しかったので、あまりにも突然だったので、何日経っても、依然として信じられませんでした。それをきっかけに、私は毎日のように日本事情について様々な本を読み、日本語の話す力を向上させるために猛練習をし日本へ行く準備をしていました。そして、日本に行ける日がただただ待ち遠しく、その日を指折り数えながら待っていました。

  ところが昨年三月のこと、私に衝撃的な通知がもたらされました。様々な事情で日本に行けなくなったことが、担当の先生から告げられたのです。そのことを聞かされた時の驚きは、受賞した時の喜び以上に大きなものでした。せっかくのチャンスなのにどうして行けないのか、私は呆然となってしまいました。本当に信じられませんでした。というよりも、信じたくはありませんでした。しかし、事実は事実として受け入れるしかありません。受け入れの準備を終えて私を待つ大森先生も唖然とされたとのことです。その時、落胆していた私に大森先生はわざわざ励ましのメールをくださり、さらに、五万円の学習奨励金を手配してくださいました。

  これが私の五万円の由来です。私から見れば、これはただの五万円ではなくて、これは中日友好のために努力されている日本の方々の誠意そのものです。将来への希望です。私はこの五万円があることで、中日友好のために頑張らなければならないという使命感を持つことができます。私はこの五万円を引き出さないで、子供たちに伝えようと思います。それと同じに、中日友好のために頑張っている日本の方々のことも伝えていきます。

  お金を銀行に預けると、利子がつき、お金が増えていきます。私の中日友好に対する思いも利子とともに増えていきます。前回日本に行くチャンスを逸しましたが、いつか必ず日本に行くことができるはずです。その日は必ず来ると思います。しかし、その日が来るのをただ漫然と待つのではなく、中国国内にいる時間を有効に使って、日本のこと、とくに外交関係についてより深く勉強していきたいと思っています。なぜならば、もっと自由に中国と日本の行き来ができるような外交関係を構築していきたいと思うからです。私は悲しい思いをしました。ほかの人がこのような思いをしないような中日関係を築いていきたいと思います。たえず努力してもっと知識を増やしたい。そして、その知識を活用して中日友好を今よりもっと深めていきたい。私の五万円はその心の支えにしたいと思っています。利子が付くように、少しずつでも前進していくつもりです。

  中日友好はきっと明るい未来を迎えるようになると私は信じています。私は自分の経験から外交という問題を勉強することによって微力ながら中日友好のために頑張っていく所存です。中国の皆さん、さらに日本の皆さん、一緒に二一世紀における中日友好を担おうではありませんか。輝く未来のために。(洛陽外国語学院 石金花)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp



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