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  更新時間 :2006年07月26日19:44 (北京時間) 文字

患者癒す「幸せの黄色いピアノ」 震災ケアから演奏続く


  阪神大震災で大きな被害を受けた兵庫県芦屋市の市立芦屋病院外来フロアの真ん中に、7年前から黄色いグランドピアノが置かれている。ふだんは音を奏でないけれど、その明るい色が、待合室の空気をいつも和ませてきた。月に1回、このピアノが主役になり、患者たちを励ますための院内コンサートが開かれている。

  震災時、芦屋病院では被災者50人が死亡し、約300人が入院した。外来フロアは一時、いすを並べた臨時ベッドで埋まった。その後も、ストレスなどで体の不調を訴える被災者らが大勢訪れていた。

  震災から1年半後の96年夏。芦屋市に住むピアニスト金澤佳代子さん(48)が熱で入院した。病室で楽譜を見ていると、内科医の金山良男さん(57)がのぞき込んできて、音楽談議で盛り上がった。「音楽で被災者や患者の心を癒やせないか」。2人は院内コンサートを計画し、金澤さんがピアノを担当して初回をその年末に開いた。

  99年7月、15回目のコンサートを前に、黄色いピアノが病院に届いた。芦屋市在住の詩人喜多内十三造さん(79)が病気の人や被災者を励ますことを目的につくった市民団体が募金を募り、約130万円で特注したものだった。「映画『幸福の黄色いハンカチ』のハンカチのように、ピアノにみんなの心をパッと明るくしてほしかった」と喜多内さん。

  被災地は次第に立ち直っていったが、コンサートは続けられた。金澤さんがつてを頼って出演依頼に奔走し、ジャズベーシストのポール・ジャクソンさんやピアニストの仲道郁代さんら世界的な音楽家にも無償で出てもらった。コンサートに2回参加した女性(76)は「演奏を聴いた翌日の血液検査は、数値が良くなっている」と笑う。

  ピアノはふだんはカバーがかけられ、上にこれまでのコンサートの写真アルバムが置かれている。待ち時間を利用して眺める患者も多い。「病気の時にやってくる暗い場所という雰囲気が、黄色いピアノで明るくなった」と金山さん。

  コンサートは8月6日で100回目を迎える。午後2時半から、東京芸術大学名誉教授のピアニスト小林仁さんがショパンを中心に演奏する。

  

  「asahi.com」 2006年7月26日

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