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バチカン内から古代ローマ時代の共同墓地
バチカンの敷地内で古代ローマ時代の共同墓地(ネクロポリス)が見つかり、10月半ばから一般公開が始まった。紀元1〜4世紀に、幅広い階級と年齢層の人々がさまざまな様式で埋葬されていたことがうかがえる。保存状態が非常に良く、考古学者は「当時の習慣などを知るうえで貴重な発見だ」と話している。
共同墓地は、サンピエトロ広場の北側に位置する2カ所。年齢や名前などを刻んだ碑文などから、初代ローマ皇帝のアウグストゥス帝からコンスタンティヌス帝の時代にわたるとみられる。バチカン美術館のブラネッリ館長によると、「超富裕層はいないが、中流から奴隷までが同じ場所に埋葬されており、非常に興味深い」という。
約250の墓は火葬と土葬が交じっており、カエサルが暗殺された場所として知られるポンペイ劇場でネロ帝時代に舞台監督を務めた有名な奴隷のものも。1歳で死亡した乳児の手元には「再生」を意味したとみられる卵がほぼ完全な形で見つかったほか、死後の世界へ行く川をわたるための「通行料」とみられるコインが歯の間にはさまれているものもあった。
見学は金、土曜の午前中で、予約が必要。
写真:バチカン内の地下から見つかった古代ローマ時代の共同墓地。美しいモザイクや、故人の肖像をほどこした墓石も=大友良行氏撮影
「asahi.com」 2006年11月15日
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