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  更新時間 :2007年01月10日11:18 (北京時間) 文字

戦闘機「殲―10」開発をめぐる反応と中国の軍事戦略


  中国がこのほど「殲―10」戦闘機の開発成功と実戦配備を発表すると、たちまち世界の一部の人々が新たな「中国軍事脅威論」を騒ぎ立て始めた。殲―10の性能が米国の第3世代戦闘機を上回ると言う人もいれば、殲―10の実戦配備によって東アジアの空軍力のバランスが崩れたと言う人もいる。(文:楊毅・国防大学戦略研究所所長)

  現在の世界を総合的に眺めると、新たな軍事変革が加速し、戦争形態は機械化から情報化に転換しつつあり、システム上の対立が戦場での対立になるという特徴がある。世界の主要国は安全保障・軍事戦略の調整に拍車をかけ、ハイテク兵器を開発し、軍事理論を刷新し、軍隊のモデルチェンジを加速させている。「情報化」対「機械化」「半機械化」という軍事技術の時代的格差は広がり続け、世界の軍事力のバランスはさらに崩れてきている。

  中国は現在、世界で最も兵員の多い正規軍を持つ。だが、長年にわたり投入が不十分であったため、世界的規模で新たな軍事変革が深まり続けるプロセスの中にあって、中国と先進国との軍事的格差は縮小ではなく、今なお拡大の道をたどっている。中国軍の機械化はいまだ完全には実現しておらず、情報化への道のりとなるとさらに遠い。

  国家が直面する安全保障上の脅威に対応するため、とりわけ祖国の平和統一と領土保全を確保するため、中国は実力ある軍隊を必要としている。近年来、中国は経済力の増強を前提に、国防と軍隊への投入を徐々に増大し、中国の特色ある新たな軍事変革を加速させてきた。先進の軍用機や軍艦を選択的に少数導入するとともに、新型兵器・装備の自主開発を強化してきた。殲―10戦闘機を含む兵器・装備開発のいくつかは、大きな飛躍へのブレークスルーとなり、飛躍の実現に至ったものもある。しかし、個々の兵器のグレードアップを兵器システム・戦闘能力全体の向上と捉えることはできない。特に、情報化という環境の下での戦闘能力の大幅な向上を意味するものではない。西側諸国の多くの軍事専門家は、中国軍の兵器・装備は全体的に、少なくとも20年は米国や西側先進国に遅れているとの認識で一致している。

  中国に対して全面的な軍事上の優位にある米国などの西側諸国は、一方では、各国が中国と軍事協力を行う道を方々で閉ざし、欧州連合(EU)による対中武器禁輸措置の解除に極力反対し、イスラエル・ポーランド・ウクライナによる対中軍事輸出を極力阻止している。また一方では、「中国軍事脅威論」を常に世論に喧伝し、中国を「被告席」に着かせようと画策している。こうした手法の戦略的意図は、「中国軍事脅威論」の喧伝によって中国の平和発展路線を妖魔化し、国際世論の操作によって中国軍の現代化を「戦略的に包囲討伐」し、策略的に「機先を制した打撃」を実現することにある。彼らは「中国軍事脅威論」を、孫悟空の頭を締めつける「金縛りの法」と見なし、こうした世論の形成によって中国を貶め、抑え込み、国家の安全と発展の利益を守る過程において中国を「安全上の苦境」に誘い込もうとしているのだ。

  中国は防御性の軍事戦略を堅持するが、これは決して、攻撃的な軍事能力を発展させないことを意味するものではない。軍事力の構築は攻防兼備型であるはずだ。だが、中国の攻防兼備型の軍事力は対外拡張に用いるものでは決してなく、こうした軍事力を他国への侵略・圧迫に用いることも決してない。われわれの軍事力は、われわれの国益が侵害された時に反撃し、一種の戦略的防御力としていかなる相手をも抑え込み、彼らがわれわれに対して軍事的な脅迫や侵略を、たやすく行うことができないようにするためのものだ。われわれの積極的で防御的な軍事戦略は、孫子の「慎戦」「礼戦」の思想に従っており、平和発展路線の堅持という戦略と補完的関係にあるものだ。(編集NA)

  「人民網日本語版」2007年1月8日



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