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  更新時間 :2007年02月28日17:27 (北京時間) 文字

中日友好を深めるにはどうしたらいいか


  昨年十二月十二日に、私たちの学校の日本人専門家森田先生が日本のTBSに出ていたときいた。先生が無料で学生たちに剣道を教えていることが報道されていた。

  先生は六十歳ぐらいで、元気そうな方である。最初の授業で、標準的な中国語で私たちに挨拶してくれたことに、ちょっと驚いた。授業の時、先生はいつもにこにこしている。みんなの気持ちを盛り上げるために、時々冗談を言ってくれる。優しい先生だと思う。

  先生は剣道の六段であるそうだ。ある日、学校のホームページで「先生は完全無料で剣道を教える」というニュースを見た。最初は信じられなかったが、剣道を習う学生に聞いてから本当のことだと分かった。剣道が好きな学生たちがそれを習うために学外に行っていると聞いた先生は、剣道クラブを作った。

  ある日、体育館を通った。ちょうど剣道の稽古の最中だった。足を止めて、見物することにした。稽古している人はほとんど中国人だったが、みんなは道着を着ていて、竹刀を振ったりして、真剣そうだった。先生も同じように道着を着ていて、話をしていた。日本語が分からない人もいるようで、先生は手まねしながら、簡単な中国語で説明していた。好きなことをやっている楽しそうな雰囲気が漂っているように見えた。

  しかし、このような剣道の稽古に対して、インターネットから反対の声も現れた。「剣道は日本のものではないか? 中国人はなぜそれをやるのか? 本当に武術をしたいなら、中国の伝統的な武術を習うべきだ」ということだった。それで一時、剣道は大きな話題となった。

  それを見て、私もいろいろ考えた。このような反対は日本に対する理解のなさから来ていると思う。六十歳台の先生は何のために、剣道の指導をしているのか? お金のためか? それとも名誉のためか? どちらでもないと思う。先生の目的は、直接ご本人にうかがったことはない。多分、自分の好きな剣道を人に紹介したいのだろう? しかし、それだけではない。やはり剣道を通して、日本の伝統的な文化、及び日本という国をもっと多くの中国人に理解してもらいたいということにあると思う。また、中国の武術でも、日本の剣道でも、しぐさは違うけれど、人々の体と心を鍛えるという所は共通していると思う。剣道そのものには政治的な意味がないので、政治と結びつける必要もない。日本のものであるだけで、全て拒まなければならないという見方は過激すぎるのではないか? 事実、剣道を習う学生は、確かに日本に対する理解を深めた。そして、新しい学生はどんどん剣道のクラブに入ってきているそうだ。

  日本人といえば、遠山正英さんのことを思いだした。この方はずっと中国の内モンゴルで植樹をつづけ、十四年間で、三〇〇万本以上の木を植えた。遠山さんのおかげで、砂漠の一部はオアシスに変わった。そして、遠山さんにならって、木を植えに中国に来た日本人のボランティアがますます多くなってきた。遠山さんの活動は、ただ自然環境を改善したばかりでなく、中国人と日本人との交流を深めて、中日友好の発展にもいいことだと思う。

  森田先生も遠山さんも普通の日本人であるが、自分のできることを通じて、両国の交流に力を尽くしている。中日友好はスローガンではない。一人一人のできることを積み重ねて、お互いに理解を深めてはじめて、真に相手を思いやる気持ちが生まれるのだろう。このような人がますます多くなり、そして一人一人が煉瓦になり、鉄骨になり、セメントになり、そこで、中日友好という美しいレインボーブリッジができることを信じて疑わない。(対外経済貿易大学 許 峰)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp



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