リタリン大量処方の診療所、医師法違反容疑で捜索


  依存性の強い向精神薬「リタリン」を医師免許のない従業員に大量に処方させていた疑いが強まったとして、警視庁は16日午前、医師法違反(無資格医業)容疑で、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の診療所「東京クリニック」と関係先の家宅捜索を始めた。同クリニックは、処方を巡る苦情が行政機関に殺到するなど、リタリン乱用問題の象徴的な医療機関。警視庁は、前院長で実質経営者とみられる男性医師(37)が違法行為を主導した疑いが強いとみて全容解明を進める。

  生活環境課などの調べでは、男性医師はリタリンなど薬の処方や患者への問診などの医療行為を医師免許のない看護師や事務職員にさせた疑い。男性医師は9月中旬に院長を退いている。

  リタリンを不適正に処方しているとの情報を受け、都と新宿区が9月中旬、クリニックを立ち入り調査。警視庁も内偵捜査していた。

  リタリンの処方をめぐっては、江戸川区の診療所「京成江戸川クリニック」(廃院)の元院長(67)が10月末、同法違反容疑で全国で初めて逮捕されている。

  写真:医師法違反容疑で、東京クリニックに強制捜査に入る警視庁の捜査員ら=16日午前、東京都新宿区歌舞伎町1丁目で

  「asahi.com」 2007年11月16日

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