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  更新時間 :2008年02月26日14:56 (北京時間) 文字

氷解 


  「元朝の頃、中国は日本を侵略したことがあるのを知っていますか」日本人の先生に聞かれた時、私はびっくりした。そんなことは一度も聞いたことがなかった、いや、想像だけでもできないことだ。「それはモンゴル人で、今の中国人ではありません。それにその時の中国人、即ち漢族の人は奴隷として扱われたのです」と私は一生懸命先生に言いわけをした。

  「でもね、日本人から見ると、みんな中国人ですよ」先生の話を聞くと、私は話に詰まって、茫然とした。このことを友達や親戚たちに言い出すと、みんな信じられない顔をして、「ぜったい嘘だ」とか、「そんなことあり得ない」と言った。本当に情けないことだ。情けないのはその歴史自体ではなく、みんなの態度だ。侵略するなんて、私がやったことではないから、別に謝る気はない。でも、真実か嘘か、みんなが自分で調べもしないで、「ぜったいない」と断言するやり方は本当に醜いと思う。

  自分の常識と反することを初めて知る時、拒否的な反応を持つのは人間の本能だ。とは言っても、真実を探求するのも人間の本能ではないだろうか。民族の壁があったら、その一番大きな原因は何だろうか。やはり相手を理解できないことではないだろうか。

  こういう不愉快な経験がある。北京でタクシーに乗った時、ドライバーは私が東北の人だと知ると、変な顔して、「あなたの故郷では殺人事件が極普通でしょう。口喧嘩だけで相手を殺すなんて本当ですか」と私に聞いてきた。私はびっくりした。「なんでそう思うんですか」「だって、新聞によると、東北の辺りは犯罪率が高いし、ここ数年北京での殺人事件は東北の人が犯すことがずいぶん多いし。そういうところで暮らすなんて想像できないなあ。いつか殺されるかもしれませんから」その一瞬、恥ずかしさと怒りが私の全身を襲った。恥ずかしいのは彼が言った事件が確かなことで、怒るのは北京の人の心に、こんなに深い誤解があることだ。犯罪を犯したのはごく僅かな人で、多くの東北の人は親切で、客好きな人だ。東北の人は他人を助けることが大好きで、初めて会う人にも、自分のできる限りで助けてあげる。性格がちょっと激しいけれど、正義感が強く、みんな正直で素朴な人だ。私は自分が東北出身の一員ということに誇りを感じる。でも、僅かな人のせいで、こんなに深く誤解されるのは本当に悲しいことだ。

  私はよくこう思う。東北の人がみんな乱暴だと思われるのに対して、私たちは北京の人がみんなけちだと思うのも誤解ではないか。同じ国土でもこんなに深い誤解があるのに、まして外国の日本に対しての誤解はどんなに深いだろうか。

  民族の壁を打ち破って、日中相互理解を深めるために、まずいろいろな誤解を氷解しなければならない。相手と一緒に暮らすのはすこし無理だから、本やメディアから相手を理解するのが一番だ。でも、自国の本だけを読まないほうがいいと思う。作者の個人的な考え方あるいは外国に対する偏見が込められているかもしれない。でも、今の中国では日本の本はまだ少ない。だから、私はりっぱな翻訳者になりたい。りっぱと言うのは、本の内容を正しく翻訳するだけではなく、本をもっと面白くして、多くの人に読ませることだ。本当の日本人はどんな人か、本当の日本文化はどういう文化かみんなに教えたい。もし、みんなの心に誤解がなくなったら、本当の日中友好になると思う。私一人の力では足りないかもしれないが、一生懸命やってみよう。石の上にも三年だ。日中友好を迎える日が遠くないと私は信じる。

  (徐一竹 哈尓濱理工大学)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp/jc.htm



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