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  更新時間 :2008年02月26日14:56 (北京時間) 文字

理解の力


  世界にはいろんな人がいる。白色人種があれば黄色人種も黒色人種もいる。その人々の容貌はもちろんのこと、性格や習慣も民族によって違う。だから人と人の間に理解が必要なのだ。理解さえあれば矛盾もたやすく解決できる。でも、理解というのは本当に難しいものだ。

  それは、私はどうしても日本のことが理解できないことだ。何で靖国神社へ参拝しなければならないのか、アジア各国で残酷な殺戮と被侵略国の数多くの女性を慰安婦にさせ、中日戦争と露日戦争を起こし、南京事件や生体実験などで多くの人々を殺した日本帝国主義は絶対に許せない。だから靖国神社への参拝は過去の帝国主義を美化しようとする考えで、アジア各国人民の感情を顧みない行為だから絶対に受け入れられないと思った。その時、私は日本政府が靖国神社参拝の立場を発表した文を見た。

  「小泉総理の靖国神社参拝が、過去の軍国主義を美化しようとする試みでなく、多くの戦没者に敬意と感謝の意を表するためのものであり、A級戦犯のために参拝しているのではなく、また、日本が極東国際軍事裁判の結果を受け入れていることを明言します」

  私がもっと理解できないのは、アジア各国の騒ぎを引こされることを知っていながら、わざわざ靖国神社へ行く原因だ。植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことを認めながら、いくら一人の国民だとしても、総理は総理だ、総理には自分の時間とか車とかない、どこへ行って、何をしても日本を代表している。本当に心から戦没者に敬意を持っていたら、それを心底にしまっておいていたらいいじゃないか、私はずっとこんな思いをしていた。でも、私の考え方と日本に対する憎しみは平凡な二人の老人によって完全に変わった。

  その老人は自身の手で日本刀を振りかざしながら中国人の首を切り落とした。迷いもためらいもなく、正義の名のもとに合法的に殺人を犯した。戦争が終わって、理性や人間性をようやく取り戻した時、老人は罪の意識にさいなまれながら生きることがつらかったそうだ。老人の言ったその話は今までも私の記憶にやきついている。

  「軍服についた返り血は戦争が終わり、軍服を脱ぎ捨てれば忘れることができるけれども、心にはね返った血は生きている限り、心を閉じこめても決して消えることがないのだ」

  一年後、私は祖父の家に遊びに行く時、見るだけでも孤独を感じられる老人に会った。祖父の話しによると、その老人は家族も家もいないそうだ。家族の五人は全部日本人に殺され、今まで一人で過ごしてきたそうだ。私の専攻が日本語だと知った後、私に日本語で話しをかけた。

  「日本語をよく勉強しなさい。君たちの世代に戦争が起こらないようにしてね」

  私は老人の深い目を見ながら知らぬ間に涙がいっぱいたまった。それは同情と憎しみの涙だった。私は静かに老人に聞いた。

  「日本人を恨んでいますか」

  すると、老人は何かを思い出すような目で空を眺めながらいった。

  「私は日本人を恨んだりしていないよ。誰が悪いわけでもない。時代が悪かったのだ。その時代はそんな人や事を造るのよ」私は老人の話しにびっくりした。この二人の老人は自身で経験して同じつらい生活をしているのだけど互いに理解して許しながら互いの立場に立って考えたのだ。悲しかったけど、美しいじゃないか。もし私たちが二人の老人のような思いをしていれば中国と日本の過去は一つの美しい伝説になれると思う。

  中国と日本は歴史を越えて互いに理解し、助け合う隣人になる時代がきっと来ると思う。

  (金美子 西安外国語大学)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp/jc.htm



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