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  更新時間 :2008年02月26日14:56 (北京時間) 文字

一緒に壁に穴を開けましょう


  電車が動き出すにつれて、私はほかの生活にだんだん入っていった。ハルビンで日本語を勉強するようになった。そして、日本人と接触するようになった。普通の人に対してこれは驚くべきことではないのだが、私にとっては違う。おじいさんが中日戦争の時にある日本の軍人に刀で刺されたことがあった、死ななかっただけど、大変苦労した。だから、おじいさんは日本人を恨んでいた。それでも、私は日本語を選んだ。あの時、母はただ「好きなら、好きにしなさい。でも、後悔したら、いつ自分の考えを変えてもいいからね」と捨てぜりふをなげつけて部屋に入った。もちろん、このことはおじいさんには秘密だった。

  日本語学科には日本人の先生と留学生が何人かいる。日本語を上手く身につけたいなら彼らと交流する必要がある。一年の時はよく彼らを見たがあまり話すことができなかった。二年になってからだんだん彼らと接触するようになった。彼らと一緒にソフトボールとテニスをやったり、食事をしたり、買い物に行ったりしていた。一緒に過ごす時間が経つにつれて、お互いに理解するようになった。でも、あの時の感じはただ「日本人は皆親切だなあ」という印象だけが脳に残ったけど、ある日本人の先生の事で理解する気持ちが深まった。あれは去年のことであった。期末試験の時が近づくにつれて、夏休みももうすぐだった。うれしいはずだった時期に、悲しみも襲った。あれは私の初めての日本人の先生が帰国するということになった。先生が変な病気があるから帰らなければならなかった。それは一万人に一人しかかからない病気だ、いつでも死ぬ可能性がある。最後の授業の時先生は私たちにいろいろ話してくれた。自分の病気のこととか、自分が中国に居る時のできる事とか。最後は「実は本当に帰りたくない、もう一年だけでもいい、中国にいたい」と言い残してから微笑んだ。あの微笑んでいた顔の中に私は先生の強烈な気持ちを感じた。先生は本当にここにいたかった。中国にいたかった。本当にここを愛していた。中国を愛していた。それは装った気持ちではなかった。私の心はその時感動で泣きたいように高鳴った。

  夜、私は母に電話をした。そのことを聞いてから母は黙り込んだ。すこし間をあけ、私はこう言った「お母さん、時代は変わりつつあり、何もかも変わってゆく。おじいさんの傷口ももう治ったでしょう。今こそ心を癒す時ですよ」母は黙って聞いてから「そうね、癒さなければならないね。わかった、家に帰ってからおじいさんとよく相談しなさい」と言われ、私は電話を置くと溜息をついた。

  でも、あれから私はずっと忙しかったので、相談のことは実現できなかった。いつかたっぷり時間があった時ゆっくり相談したいと思っていたが、おじいさんは今年の正月に心筋梗塞で突然なくなった。驚きと悲しみでいっぱいの胸に後悔も含まれた。私はずっとおじいさんを騙したのである。おじいさんの墓の前に立った私は悔しくて涙がとまらなかった。母は私の肩をたたいて「おじいさんは知っていたよ。それに理解してくれた。彼がずっと知らないふりをしたのは、ただあなたの口から言ってもらいたかっただけ」と言った。

  「まだ寝ているの、早く起きて一緒に遊びましょう」という誘い声に私は目を覚ました。青空の下で、多くの日本人と中国人が一緒に遊んでいた。おじいさんも傍で微笑んで見ていた。私は立ち上がって歩き出そうとするが、転んでしまった。驚いて目が覚めた、夢だった。ベッドを離れて窓の方に足を向けると、真っ黒な空に星が隙間なく輝いていた。時計を見ると、もう四時だった。もうすぐ外が明るくなる時だった。そうだ、中日関係もこの時期に立っている。長い時間を歩んで行くにつれて、中日関係もその空のようにだんだん明るくなるはずだ。民族の間の壁は取り除きにくいかもしれないが、人と人の心の壁の方が取り除きやすいだろう。だから、私たちは自分の心の壁を除いて民族の壁に一つ一つ穴を開けましょう。そしたら、いつかきっと壁がなくなると思う。

  (ョ麗苹 哈尓濱理工大学)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp/jc.htm



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