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  更新時間 :2008年02月26日14:56 (北京時間) 文字

日本 好きだと言いかねる


  友達の珍ちゃんがデジカメを買った。すごくうれしくて電話で私に教えてくれた。

  「じゃ、なんのブランド?」

  と私は聞いた。

  「BenQよ。聞いたことある? 台湾のブランドだ」

  と珍ちゃんは答えた。

  「SONYとかCANNONとかを買ったらいいのに」

  「なんで日本のを買わなきゃいけないの?」

  「だって……」

  「日本のは必ずしもいいとは限らない。とにかく、日本は大嫌いだ」

  と珍ちゃんは激しい感情を込めて言った。

  友人の中にこんなに日本を嫌う人がいると初めて気づいた。

  これはもはや驚きを通り越して、私を唖然とさせたといっていい。

  記憶の糸をたぐって、何年前の自分がはっきり頭に浮かんだ。確かにあの時、日本に対して私も強い反感を抱いていたが、いつの間にかその反感が消えたように薄くなったのか。よく考えてみると、それは日本語勉強のおかげでしょう。日本語を専攻にしているからこそ、日本人と触れ合うチャンスが出て、日本文化がだんだん分かるようになって、日本に対する印象もよくなってきたのだ。では、友達にもそのようなチャンスを与えてあげたらどうだろうか。私は試みてみようと決めた。

  私は図書館から『走進日本』といったような日本を紹介する本を何冊か借りた。そして、夏休みにそれらの本と日本人の先生と遊ぶころの写真などを持って帰った。暇な時、珍ちゃんに私と一緒にその本を読んだり、写真を見たりしてもらった。

  写真を見る時、珍ちゃんは疑問を出した。

  「日本人とうちとけて付き合う時、何か不愉快な思いはしないの」

  と。

  「ぜんぜん。先生はやさしいよ。本当に」

  と私は珍ちゃんの目を見て答えた。

  「私、認めないわ。日本人がどれほどの中国人を殺したか、一生忘れられない。こんな日本人はやさしいはずないでしょう」

  と珍ちゃんは敵意に満ちた目つきで私を見た。

  「それは歴史よ。歴史は忘れるべきではないが、そこから汲み取るべきものは経験と教訓で、恨みじゃないでしょう。そのうえ、中国人を殺したのは軍国主義者という一部分の日本人で、それですべての日本人を憎んでは不公平だと思わないの」

  と私。

  珍ちゃんは黙ってまた写真を見はじめた。

  「何しろ、私、納得できないわ」

  と珍ちゃんはいきなり頭を上げた。

  彼女の目つきが前ほどきつくはないと私は感じた。

  夏休みが終わった。学校に帰るとき、珍ちゃんは駅まで私を送った。

  「あれから日本に関するもの、いろいろ理解したわ。やっぱりあの国、好きになれない。でも、前ほど嫌でもない」

  と珍ちゃんは小声で言った。

  「それでいいよ。私も大好きとは言えないわ。ただ歴史は日中友好を妨げる障壁になるべきではないと思うだけだ。日本と中国は一衣帯水の隣国で、助け合って共に前進すべきじゃないか」

  と私は微笑して言った。

  「うん!」

  と珍ちゃんも笑って頷いた。

  列車が走り出した。窓の外の景色を見て、私は決意した。これからは身をもって、日中間の架け橋になろうとするつもりだ。この道は必ずしも平坦なものではないが、私は力を尽くしてお互いの理解を深め、日中友好の輪を広げさせようと努力を払い続ける!

  (謝娉彦 西安外国語大学)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp/jc.htm



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