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  更新時間 :2008年02月26日14:56 (北京時間) 文字

理解への道


  二〇〇六年中日両国民の互いに感情についてのアンケートの結果、双方とも七〇%の高い比率で嫌いとの答えである。なぜこのようなことになったのか深く考える必要があると思う。

  一衣帯水ほど近い両国、文化の類似性が驚くほど多い両国、なぜ心理的距離といえばこんなに遠いでしょうか? まずその原因の一つ、そしてもっとも重要なのは理解がたりないことであると思う。私は、日本語学科の学生として日本という国がすきだと堂々と言えるのは、その国の文化、歴史をかなりと言っていいほど知っているからであろう。私と同じように私の大学の日本の先生の方々も中国がすきである。それは互いの立場に立っているからこそありうる話である。しかし多くの場合、人々はこのような環境に恵まれていないと思われる。

  各国間でお互いの文化を理解し合うのは大切である。そして相手の気持ちを大切にするべきである。自分のことばかり考えていれば理解の邪魔になり誤解にさえなりかねない。中日相互理解を深めるにはそれらよりもっと肝心なのは互いに歴史への認識を同調することである。正解な認識がなければ相互理解の機会に恵まれるはずはあるまい。

  私のような若者たちは子供時代から絵本や新聞、映画などから戦争の残酷さ、特に日本が中国を侵略している時の暴行を教えられた。戦争のむごさを体験したおじいさんおばあさんもその時の被害を私たちに教えていた。大体の中国人はそのような環境の中で戦争への認識を築き上げた。「重慶空襲」「南京大虐殺」中国人として忘れられないことである。

  日本の方はどうであろう。先生の話によると八〇年代で東京や京都はともかく東北の仙台、山形、日本海沿岸部の新潟、金澤各地域のお寺や神社には広島と長崎で原爆の被害者の祭壇があると聞いた。初めは納得が行かなくてなぜさんざん暴行した日本人は自分の被害をそこまで強調するのか、中国人として、私は傷付けられたような感じだった。

  その後、自分で広島原爆の資料を調べた。ドームの惨劇、戦争にも出なかった婦人や子供が血まみれで廃墟の中にあがく姿を目にして今までなかった衝撃を受けた。その瞬間、なぜ日本の各地域で原爆の被害者を追悼するのかを理解した。まさにはじめて水というものがわかったヘレンみたいに相手の気持ちが生きた姿で目の前に新鮮に現れた。私も日本に行く機会があれば合掌してその被害者たちに私の深甚なる哀悼を捧げたいのである。

  しかし、その戦争についてほとんどの中国人からみればやはり日本が加害、自分が被害の視点である。だから、中国でその戦争を「抗日戦争」と呼ぶわけである。中国人が被害を蒙ったのは明らかに日本軍隊が中国を侵略したからである。中国では日本の侵略戦争と言えば子供まで知っている常識である。しかしすべての日本人が私たちのこの感情を理解しているわけではなく、まだ戦争の真実を知ってない人がいると思う。

  私は「親日」派でも「反日」派でもない。私が目指しているのは「知日」派だ。「親」であれ「反」であれ彼らに共通しているのは、相手国に対して最初から持っている感情を出発点にしてそれにあてはまる事実だけを取り出そうとすることで、事実を出発点にして相手国というものの像を組み立てるのではないと思う。双方とも被害者の立場から考えれば相手国の気持ちを理解し難くとも無理がないと思う。中日双方が被害者の立場から立ち去って相手国の苦難も理解し虚心に相手を見つめることが相互理解への近道だと思う。そして日本の中に「知中」派を目指してより中国という国への理解を深めていきたい人が多くいるよう願います。

  (銭程 哈尓濱理工大学)

  特別提供:日本僑報社・日中交流研究所 http://duan.jp/jc.htm



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