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  更新時間 :2008年05月16日17:22 (北京時間) 文字

生徒のために犠牲となった教師たち


  聚源中学、北川一中、青川一中――四川大地震による子どもたちへの被害はとりわけ心を痛めるものだった。被災地の多くの学校では、生徒を守るため、たくさんの先生たちが沈着さと智恵で危険に立ち向かった。生徒のために自らの命を犠牲にした教師も少なくない。

  (1)呉忠洪さん――「先生、行かないで!」

  崇州市懐遠鎮の中学では14日、救助隊員が校舎のがれきの中から呉忠洪さんの遺体を発見した。腹ばいになり背中を曲げて両腕で体を支えていた。胸の下には2人の生徒の遺体があった。

  地震の発生した12日午後、懐遠鎮中学1年生第5クラスの生徒31人は、4階の教室で呉先生の英語の授業を受けていた。教室が突然揺れ出したため、先生は生徒たちを教室から連れ出し、1人ずつ階段を下ろした。その後、生徒が2人足りないことに気付いた呉さんはすぐに人の流れに逆らって戻っていった。「呉先生、校舎が崩れます。行かないで」。最後から2番目に教室を出てきた生徒の林さんが叫んだ。呉さんは振り向くことなく駆けていった。林さんたちクラスメートが校舎を出て数秒後、校舎はものすごい音とともに崩れ落ち、呉さんと2人の生徒はがれきの下敷きとなった。

  (2)瞿万容さん――コンクリート板を背中で受け止め

  綿竹市遵道鎮の歓歓幼稚園の李娟・園長は15日午後、瞿万容先生が救助隊に発見されたときの情景を思い出し、涙で声をつまらせた。「瞿先生は地面に突っ伏して、背中で落下してきたコンクリート板を受け止めていました。胸には児童をきつく抱きしめられていました」。

  救援隊が瞿さんの遺体を発見したとき、瞿さんの胸に守られた児童はまだ息があった。救われた児童の母親は、がれきの上にひざまずき、瞿さんに語りかけた。「瞿先生、聞こえますか? 天国への道をゆっくりのぼってください。子どもと祈っています」。

  (3)杜正香さん――全村人が葬列に

  綿陽市平武県の南バ小学校で14日午前10時、崩れた鉄筋コンクリートのげたを救助隊員が持ち上げた時、その場にいた人々は目の前の光景に言葉を失った。コンクリートげたの下から見つかった女性はドアの方に頭を向け、幼い子どもの手を両手で1人ずつひき、胸の前にはさらに3人の子どもを守るように抱えていた。「崩れそうな校舎から先生が子どもたちを連れて逃げようとしたところだったのだろう」。救助活動にあたっていた解放軍の兵士がつぶやいた。

  この女性はその後、学齢前の児童を担当していた代理教諭の杜正香(48)さんであることがわかった。同僚の国語教諭の楊樹蘭さんは、「杜先生がもし生徒を救おうとせず、一人で逃げようとすれば逃げられただろう」と言った。14日午後、全鎮の生存者が杜さんの葬列に加わった。村人たちは山の上から下まで長い列をなして歩いた。(編集MA)

  写真:綿竹市の学校から救い出された生徒を搬送する救助隊員

  「人民網日本語版」2008年5月16日



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