西蔵、農牧民2万5千世帯がメタンガスを利用へ


  新鮮な空気、真新しい住居、清潔な台所、明るい家畜小屋。西蔵(チベット)自治区の「メタンガス・モデル村」として知られる達孜(タクツェ)県塔傑郷の巴ガ雪村に一歩足を踏み入れると、新農村の新しい息吹を感じることができる。「今年中に村の59世帯全部が新しい家に入居し、メタンガスを利用するようになる」と村党支部の拉巴・書記は嬉しそうに話す。西蔵は今年、メタンガス池を3万カ所に建設する計画で、農牧民15万人がソーラー式メタンガス(メタンガス池とソーラー式ビニールハウスを同時に設置するメタンガス発生技術)を利用することになる。

  西蔵は水力・風力・太陽エネルギー資源が非常に豊かではあるが、利用開発が遅れており、農牧民は長く、牛や羊の糞・薪や柴・灌木・木の根などを生活や暖房の燃料とし、高原の生態環境に深刻な被害をもたらしてきた。西蔵エネルギー研究モデルセンターは第10次五カ年計画(2001〜2005年)期間、内陸部の進んだエネルギー技術を参考にし、西蔵に適したソーラー式のメタンガス発生技術の開発に成功した。国は06年、1900万元余りを拠出し、拉薩(ラサ)・林芝(ニンティ)・昌都(チャムド)・山南(ロカ)・日喀則(シガツエ)などの地区で農村メタンガス建設事業をスタートした。

  西蔵では07年、「一池一棚三改」の効率的な新型エネルギーを利用したメタンガス池を幅広く推進し、メタンガス池とソーラー式ビニールハウスを同時に設置し、豚小屋やトイレ、台所の改造にも取り組んだ。これにより、ソーラー式メタンガス池を利用する農村は昨年末までに自治区全体でのべ2万5千カ所にまで達した。

  第11次五カ年計画(2006〜2010年)が始まって以来、10年間に全自治区の適当な地区で、メタンガス池が25万カ所に建設され、農牧民125万人が清潔なメタンガスを利用できることになっている。(編集KA)

  ※ 「一池一棚三改」とはメタンガス池とソーラー式ビニールハウスを同時に設置し、そこで発生した燃料を利用して家畜小屋・トイレ・台所を改造すること。

  「人民網日本語版」2008年6月11日




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