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米誌が選ぶ映画トップ10 中国映画は「捜査官X」が唯一ランクイン

「愛、アムール」(ミヒャエル・ハネケ監督)

 米タイム誌が毎年年末に発表する恒例企画の「映画トップ10」にピーター・チャン(陳可辛)監督の「捜査官X」(原題:武侠)が中国映画として唯一8位にランクインした。ピーター・チャン監督にとっては15年前の「ラヴソング」(原題:甜蜜蜜)に続き2度目のランクインとなる。

 金城武、ドニー・イェン(甄子丹)、タン・ウェイ(湯唯)が主演を務める「捜査官X」は、雲南の小さな山村で起こった不可解な殺人事件を発端に、この事件の捜査にやってきた金城武演じる捜査官と、ドニー・イェンとタン・ウェイが演じる一組の夫婦らが巻き込まれていく大きな陰謀が描かれている。

 タイム誌は同映画について、「たとえ顔を蹴られても動じないような人であっても、この映画の光り輝く映像や全体的に統一された色調、万雷が轟き渡るような音響効果、バレエを舞うかのようなスロウモーションによるカメラワークには衝撃を受けるだろう。非常に感性にあふれ、深い思考により練られており、人の魂を癒す映画だ。とくに感心させられた点は、善人と悪人が実は同じ人物だったという点だ」と高い評価を与えている。

 アン・リー監督の「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」は同ランキングの3位だった。タイム誌は「アン・リー監督が挑戦した撮影方法は『アバター』や『猿の惑星:創世記』といった従来の3D映画から格段にグレードアップされており、魔術的リアリズムの快挙」と高く評価。アン・リー監督はこの作品で国際3D映画協会が選出するハロルド・ロイド賞を獲得した。この賞は3D映画史上において傑作を生み出し、業界に大きな貢献を果たした人に贈られる賞で、ジェームズ・キャメロンも同賞を獲得している。

  今回の「映画トップ10」にランクインした映画は、1位「愛、アムール」(ミヒャエル・ハネケ監督)、2位「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(ベン・ザイトリン監督)、3位「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(アン・リー監督)、4位「アンナ・カレー二ナ(原題)」(ジョー・ライト監督)、5位「ダークナイト ライジング」(クリストファー・ノーラン監督)、6位「ゼロ・ダーク・サーティ」(キャスリン・ピグロー監督)、7位「ダークホース リア獣エイブの恋」(トッド・ソロンズ監督)、8位「捜査官X」(ピーター・チャン監督)、9位「フランケンウィ二ー」(ティム・バートン監督)、10位「The  Invisiable War(原題)」(カービー・ディック監督)。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年1月24日

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