中国の映画興収、1-3月期は12作品が15億円突破
米ホラーアクション映画「バイオハザードV リトリビューション」の中国での興行収入が1億元(約15億円)の大台を突破し、2013年の第1四半期(1-3月)には計12作品が1億元を突破した。同数字は、前年同期に比べて4本も多い。中国でも「1億元」超えが映画界のバロメーターの1つになっている。法制晩報が報じた。
同12作品が1億元を突破するのにかかった時間は、平均6.6日。1週間かからなかった計算だ。同数字は11年平均14日、12年平均11日だった。
いくつかの映画館によると、春節(旧正月、今年は2月10日)期間やバレンタインデーだけでなく、通常の週末の稼働率も大幅に上がったという。
業界関係者の多くは、3月末に1億元を突破しそうなのは中国のアクションコメディー映画「The Chef, The Actor, The Scoundrel(日本語訳、シェフ・ 役者・悪党)」と米ファンタジー映画「オズ はじまりの戦い」だけだが、1億元を突破する早さは今後も加速すると分析している。4月には、香港のジョニー・トー監督の新作「Drug War(毒戦)」や、女優の趙薇(ヴィッキー・チャオ)が初めて旗を振った「To Our Youth That To Fading Away」、米スーパーヒーロー映画「アイアンマン3」など、大ヒットを予感させる名作が続々と封切られ、1億元突破の速度がどこまで早まるかが見ものだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年3月29日