キアヌ初監督作、女刑事役にカレン・モク 悪役キアヌを追い詰める
キアヌ・リーヴスの初監督作品として注目されている米中合作カンフーアクション大作映画「Man of Tai Chi」(中国名:太極侠)がこのほど、莫文蔚演じる役柄のスチール写真を初公開した。今回、莫文蔚は眼差しの演技にこだわることで、有能な役柄を作り出し、型破りでたくましい香港の女性警察官の独特な魅力を表現している。劇中では莫文蔚演じる女性警察官は「悪魔」のような役柄を演じるキアヌを最後まで追い詰める。本格的なハリウッド進出作品として、映画に全力で取り組む莫文蔚がどんな演技を見せるのか期待せずにはいられない。「環球網」が伝えた。
■有能な女性警察官
莫文蔚の役柄が初めて明らかに
同映画で、莫文蔚が扮する役柄は、長年地下組織の犯罪を追い続けている香港の女性警察官で、困難を前にするとより勇敢になる、たくましい女性だ。映画で着用している衣装は莫文蔚のスタイルや役柄の特徴に基づいて特別にデザインしたものだ。莫文蔚自身も今回の劇中の全体的なイメージに対して非常に満足しているという。
■知恵と勇気を兼ね備えた女性警察官がキアヌを追い詰める
記者会見で「Man of Tai Chi」の予告編が世界で初めて公開される際、キアヌはユーモアたっぷりの口調で自分は映画の中で「悪魔」のような役柄を演じていると語った。それに対し、莫文蔚は「悪魔」を根絶する「戦う女性」として正義の化身に扮しているという。映画の中で莫文蔚が演じる香港の女性警察官は非常に頭が切れ、自分独自の巧妙なやり方で間違った道に陥ってしまった主人公「Man of Tai Chi」を正しい道へと引き戻していく。キアヌは莫文蔚について、「非常にいい役者であり、莫文蔚との仕事は非常に楽しかった」と称賛した。
■ハーフの中国人女性スター ハリウッドに進出
莫文蔚にとって、同映画はハリウッドスターのキアヌ・リーブスと初めて共演するというだけでなく、ハリウッドアクション映画に進出する記念碑的作品でもある。中国、ウェールズ、ドイツ、ボスニアなどの血を引くこのハーフ美女は「Man of Tai Chi」の撮影期間中に初恋の相手だったドイツ人とイタリアで結婚式を挙げた。そういった意味でもこの映画に出演したことは、莫文蔚にとって非常に意義深いものとなった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月15日