5月初週の映画興収約145 億円 02年1年間の興収に相当=中国 (3)
■全国スクリーン数、1-4月で2000以上増加
1週間で9億元の興収はいったいどのように達成されたのか?最も直接的な要因は、全国スクリーン数の急速な増加によるものだ。2002年の「HERO」の公開時には、全国スクリーン数はわずか約1500スクリーンだったが、2012年の年末には、全国スクリーン数はすでに約1万3000スクリーンに達した。2013年に入り、地方都市で新しい映画館がどんどん建設されたことで、わずか4カ月で全国スクリーン数が2000スクリーンも急激に増えた。現在、全国スクリーン数はすでに1万5000スクリーンを超えている。これは2002年の10倍に当たる数だ。業界関係者によると、今年の年末には、全国スクリーン数は約2万スクリーンの大台に上り、2015年前後には約3万スクリーンに達するという。
■国産映画とハリウッド映画の大ヒットにより、5月初週に新記録が生まれる
このほか、中国映画「So young」とハリウッド大作「アイアンマン3」の大ヒットにより、5月1日の連休に記録的数字が生まれることになった。先週の9億1650万元の興収のうち、「So young」は3億3200万元、「アイアンマン3」は3億9600万元を占め、この中国とハリウッド映画2本だけで興収総計7億元に達している。今年の5月1日の連休(4月29日から5月1日)は週末に近く、映画市場は1週間を通して好調を保ち続けた。統計によると、4月29日から5月1日の全国興収は4億3400万元(約72億440万円)であり、5億元の興収に近づいたのは5月2日から5日までの間である。
■2015年前後には1週間の興収10億元が通常となる
多くの業界関係者が予測するには、今年の年末には中国の全国スクリーン数は約2万スクリーンを超え、映画市場の全体的な集客数も現在から25%程上乗せされるという。その際には、1週間で興収10億元を超えるのも難しいことではなくなる。2015年前後になれば、中国の全国スクリーン数は約3万スクリーンを超え、市場の集客数は倍に膨れ上がり、1週間の興収が10億元を超えるのが通常になるという。1週間の興収が10億元を超えれば、中国映画市場の1年の興収総計は約500億元(約8300億円)に達することになり、毎年約100億米ドル(約1兆225億円)の興収を上げる米国にさらに一歩近づく。興収世界トップに立つのも時間の問題と思われる。(編集MZ)
◆は木へんに水と旦
●は国がまえで上に「八」、下に「口」の下線なし
「人民網日本語版」2013年5月15日