宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」が公開
日本のアニメ監督、宮崎駿氏が監督をつとめる11作目のアニメ映画「風立ちぬ」が20日、日本で公開された。同作品は宮崎監督が「崖の上のポニョ」の後、5年ぶりに監督した新作となる。日本メディアの報道によると、20日の上映初日の興行成績は2008年の「崖の上のポニョ」を27%上回った。公開後初の週末では興行成績は10億円(約6100万元)にのぼると見られ、ピクサーの映画「モンスターズ・ユニバーシティ」の約8億円という最高記録を更新する可能性がある。都市快報が伝えた。
「風立ちぬ」はどのように生まれたのか?
「風立ちぬ」は20世紀の日本の飛行機設計士で「ゼロ戦」生みの親、堀越二郎の奮闘と恋愛を描いたものだ。公式のドキュメンタリーフィルムによると、宮崎監督は同作品は人物の伝記の映画ではないと否定し、「作品中の二郎は実在の人物をモデルにした虚構の人物だが、全てが史実に基づくものではない」と語る。実際、映画のストーリーの原型は宮崎監督が2009年から2010年に雑誌「Model Graphix」に連載した同名のマンガで、シナリオ作成の時に作家、堀辰雄が1936年に発表した小説の内容を加えている。