夏休み公開オススメのアニメに注目
2012年に上映された中国国産アニメ20本は合計約4億元の興行成績を上げたが、2013年上半期の国産アニメの興行成績は既に昨年通年の合計を上回っている。夏休みの国産アニメのパフォーマンスは、2013年の国産アニメ全体の興行成績や市場シェアの引き上げにどのような影響を与えるのだろうか。人民日報が伝えた。
今年夏、全国の主な映画館で上映される国産アニメ映画は10本以上に達しているの対し、公開済みや公開予定の輸入アニメの数は5本以上となっている。
シリーズ作品が主力に
2013年夏休みに上映される国産アニメ作品のうち、シリーズ作品やテレビアニメ、オンラインゲームをベースにした作品の映画が中心となっている。
国産アニメでは「賽爾号大電影3之戦神聯盟」、「我愛灰太狼2」などが一定のブランド影響力を持つシリーズ作品となっている。
「賽爾号」は2009年6月に発表された児童向けのオンラインゲームだ。ゲームでプレイヤーは勇敢なロボット「賽爾」に扮して、宇宙探査ロボットを操作して宇宙旅行をし、地球の新エネルギーを探し、宇宙の精霊を研究、訓練する。このゲームを元に作られたアニメ番組が2012年1月に放映され、続いて映画作品2本も公開された。長期間、多くのプラットフォームにわたる市場開発は「賽爾号」ブランドの市場基盤を固め、「賽爾号大電影3」は7月21日の公開から大きな興行成績を上げ、10日間での興行成績は6000万元を突破し、国産3Dアニメの新記録を樹立した。