中国プロバスケ易建聯選手　バスケ映画「神奇」に出演

　中国国営の映画会社・上海電影集団と米国プロバスケットリーグNBAがタッグを組んで撮影しているNBA公認のバスケット映画「神奇」が今年の国慶節（中国の建国記念日）シーズンに公開されることが明らかになった。武漢晨報が伝えた。

　同映画は、NBAの大物スターたちが集結して出演していることで、大きな注目を集めていた。同映画にはNBAスターのドワイト・ハワード（ヒューストン・ロケッツ）やカーメロ・アンソニー（ニューヨーク・ニックス）、９０年代にシカゴ・ブルズの中心選手として活躍した元NBA選手のスコッティ・ピッペンのほか、中国バスケットボールのスター選手たちも出演している。同映画で映画初出演を果たした中国CBAのバスケットボール選手、易建聯（イー・ジェンリェン）は劇中で１人２役を演じている。これについて、「黒人」のニックネームを持つ元バスケ選手の台湾マルチタレント、陳建州（チェン・ジエンジョウ）は易建聯に対して何度も、「精神分裂にならないように注意しないと」とからかっている。

　これまで、広告しか撮影したことがない易建聯にとって、今回が正式な映画初出演となる。易建聯自身も、「すごく緊張している」と語っている。しかし、実際に撮影が始まると、易建聯は役柄にスムーズに入り込んだという。胡雪樺（フー・シュエフワ）監督も易建聯の演技が非常に自然であることを絶賛し、主演の一人である中国の人気女優、黄奕（ホワン・イー）も易建聯が「緊張しているようにはまったく見えなかった」と証言している。演技上のNGも非常に少なく、撮影チームの出演者たちから「1テイク王の易建聯」と呼ばれている。（編集MZ）

　「人民網日本語版」2013年8月28日