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安倍首相自らスピーチを行う |
第125回国際オリンピック委員会(IOC)総会が7日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催され、2020年夏季五輪開催都市招致に向けた最終決戦の幕が切って落とされた。2回に及ぶ投票と1時間半もの待ち時間を経て、最終的に東京が開催都市に選ばれた。東京はなぜ、他の競合都市を抑え、一歩抜きん出ることができたのだろうか?新華網が伝えた。
東京の競合都市であるマドリードの主な敗因は、引き続き欧州債務危機の影響から逃れられなかったことにある。失業率は依然として高止まりのままで、巨額の運営費も捻出できない。これこそマドリードが五輪招致に失敗した最大の原因だ。スペインは「節約五輪」のスローガンを打ち出していたが、投票の結果、無情にもその夢は打ち砕かれた。マドリードは1回目の投票でトルコ・イスタンブールと獲得票が並び、その後の最下位を決める再投票で落選。その後、東京とイスタンブールは2回目の決選投票を行った。
イスタンブールの主な敗因は、政権に反発する抗議デモが発生するといった国内の政情不安のほか、隣国シリアの内戦が戦争に発展し、トルコにまで波及する恐れがあるという治安上のリスクが指摘されたことにある。イスタンブールは近年、5回五輪招致に挑戦しているが、今回も最終的に失敗に終わった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年9月10日
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