中国、出版物などの原稿料基準が2‐4倍に引き上げへ
中国国家版権局は23日、「文字作品の使用に関する報酬支付い方法(修正意見募集稿)」を発表した。原作や派生作品の原稿料基準、印税率が引き上げられている。人民日報が報じた。
同方法では、原作の原稿料基準が1000文字当たり100―500元(約1600‐8000円)に、改編、編集、翻訳の3種類の派生作品はそれぞれ30―150元(約480‐2400円)、10―30元(約160‐480円)、80―300元(約1300‐4800円)に引き上げられている。1999年に施行された「文字作品の出版に関する報酬規定(改訂版)」では、原作が30―100元、改編、編集、翻訳がそれぞれ10―50元(約160‐800円)、3―10元(約50‐160円)、20―80元(約320‐1300円)だったため、上下限がそれぞれ2―4倍に引き上げられたことになる。
印税率は、原作が3%―10%から5%―15%に、派生作品が1%―7%から3%―10%に、それぞれ引き上げられた。
新聞や雑誌などに掲載される作品に関して、同方法は「著作権所有者と報酬の基準を定めていない場合、1000文字当たり150元(約2400円)以上を支払うものとする」と規定している。また、「デジタルやインターネットなどの環境下で文字作品を使用する場合、契約で別途約定がある場合を除き、使用者は当方法が規定する報酬基準と支払い方法を参照しなければならない」と特記している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月24日