ジャスティン・ビーバー、初の中国公演 「車で北京を一周したい」
カナダの人気歌手ジャスティン・ビーバーが29日、万事達中心(マスターカードセンター)でコンサートツアー「Justin Bieber Blieve Tour」の初の中国ソロ公演を行うことが明らかになった。ジャスティンは取材に応え、「車で北京を一周してみたい」と語った。京華時報が伝えた。
■ツアーの準備に3カ月間
ジャスティンは昨年6月に3枚目のニュー・アルバム「Believe」をリリースした後、9月から「Justin Bieber Blieve Tour」をスタートさせた。北米、欧州、中東やアフリカなど計100都市で公演を行い、いずれも満員続出の大人気で、チケット売り上げによる利益はすでに6700万米ドル(約66億1290万円)を超えている。ジャスティンは、「公演都市も、公演数も多い今年のツアーは、さらにハードでクレイジーな経験になると思う。今回はまるまる3カ月間をコンサートの練習に費やし、あらゆる面で完璧に準備を行った」と意気込みを語る。
ジャスティンの中国公演は、半年前からすでに中国国内のファンと業界関係者の注目を集めていた。ジャスティン本人も中国公演に対して大きな期待を抱いており、「制作過程で非常に苦しみ、同時に楽しんだこのアルバムをより多くの人に聴いてほしい。だからこそ中国行きを決めた。中国のビリーバー(熱狂的ファンの通称でBelieve Bieberの意味。ファンのビーバーに対する信頼を表している)に会えることに非常に興奮している」と語った。北京公演で特別な準備をしているかと聞かれたジャスティンは、「基本的にはほぼ同じだが、新曲が比較的多くなる。でも会場では絶対に嬉しいサプライズがあるはず」と期待感をあおった。
■中国のあらゆる都市に対して好奇心を抱いている
ジャスティンは、中国に対する知識はすべてニュースやテレビから得ているとして、3年前に成龍(ジャッキー・チェン)主演で北京を舞台にした映画「ベスト・キッド」で主題曲を歌ったことを振り返った。中国ツアーの初公演も北京である。これについてジャスティンは、「北京は中国の首都で、北京五輪を開催した都市。この街の本当の姿がどんなものなのか非常に興味を持っている。それに上海、マカオ、大連など、中国のあらゆる都市に対して好奇心を抱いている」として、「スケジュールが非常にタイトであっても、車で北京を回って、この街の美食と文化を体験したい」とささやかな抱負を語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年9月25日