三浦春馬とリウ・シーシー、行定監督がタッグを組む恋愛映画
中華圏で人気が高い三浦春馬と、「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」(原題:歩歩驚心)の主演で一躍ブレイクした中国の人気女優・劉詩詩(リウ・シーシー)の共演に加え、「世界の中心で愛をさけぶ」で85億円の興収を記録し、日本のみならずアジア中でその名を高めた行定勲監督の組み合わせで話題を呼んでいる恋愛サスペンス映画「真夜中の五分前」(中国題:深夜前的5分鐘)の初の記者会見が上海で行われた。行定勲監督をはじめ、主演の三浦春馬、劉詩詩、張孝全(ジョセフ・チャン)が出席した。新華網が伝えた。
■日韓の監督が中国で映画を撮る道は非常に険しい。
この映画は、数多くの恋愛推理小説を手がけ日本の新世代作家として注目される本多孝好氏の同名小説を原作としている。物語は、上海を舞台に、双子の姉妹と、2人の男性の間で繰り広げられるラブストーリーだ。行定監督は映画業界で仕事を始めた当初、岩井俊二監督と長く仕事を組み、「ラブレター」や「四月物語」といった岩井作品の助監督を務めている。1997年、行定監督の劇場公開デビュー作である「ひまわり」が釜山国際映画祭で審査員特別賞を受賞。その後2004年、片山恭一の原作小説を映画化した「世界の中心で愛をさけぶ」の監督を務めると、同映画は興収85億円を記録する大ヒットとなり、ラブストーリー映画の日本興収記録を塗り替えた。