自動車旅行

　雲南の地理は多様で民族色が豊かであり、自然の景観や人文的景観がそれぞれの魅力を持ち、自動車旅行に適している。自動車で雲南に行くなら、見逃せない場所がいくつかある。麗江、玉竜雪山、中甸、虎跳峡などだ。もし時間によゆうがあるなら、瀘沽湖も目的地としてお薦めだ。伝説に彩られた「女児国」も忘れられない思い出となるだろう。

　自動車旅行の目的地のお薦め

　1、雲南南部：西双版納は古代タイ語で「モウ巴拉那西」と言い、「理想的で不思議な楽土」という意味だ。現地は神秘的な熱?雨林の自然景観と少数民族の風情で有名な中国の人気観光地の一つだ。水掛祭が毎年4月中旬に行われ、国内外から多くの観光客が訪れる。昆明から西双版納までは約9時間で、距離にして約400キロある。

　2、雲南北西部：神秘的な雲南北西部には清らかな高原の古鎮だけでなく、荒々しい雪山や湖沼もある。雲南北西部には間違いなく抗いがたい魅力があり、それぞれの旅行者にとって憧れだ。同地は確かに聖地で、神秘的かつ清浄だ。自動車で人影もまばらな地域を走り、原始のまま破壊されていない風景を見ると、まるで自分の心の奥底を走っているかのように思うことだろう。3つのルートがある。自動車旅行の愛好家が熱愛する危険なデン蔵路から、家族連れや友人とのリラックスした旅行に合う大理環線、麗江、香格里拉の旅まで、様々な雲南北西部を楽しめる。ルート1：デン蔵道路：昆明--大理--麗江--香格里拉--芒康（西蔵）--拉薩（ラサ）。ルート2:麗江大理の旅：昆明--大理--麗江--香格里拉。ルート3:雲南北西部の周回ツアー：昆明--賓川--麗江--剣川--大理--巍山--祥雲。

　3、雲南西部の自動車旅行では途中、省政府所在都市の昆明に立ち寄り、彝人古鎮の楚雄で大理の「風花雪月」を感じるとよい。観光地の騰冲では熱海火山群を観賞することができる。温泉で疲れを癒し、南絲?之路（シルクロード）へ向かう。盈江と瑞麗の辺境の旅を楽しみ、買い物をするのもよい。その後、芒市で熱?のフルーツを食べ、最後に竜陵の抗日戦争遺跡へ行き、その後隆陽区へ戻る。昆明から騰冲までは全長739キロ、10時間かかる。昆明―騰冲-梁河-盈江-隴川-瑞麗-芒市-竜陵-隆陽区―昆明へと高速道路が主なルートで、一般的な自家用車でも大丈夫だ。しかし、やはりSUVがあれば心強い。雲南の道路は比較的平坦なので、技術的に自信があれば楽勝だ。

　4、雲南東北部：東北部の自動車旅行は野生味のある旅だ。途中には会沢古鎮があり、草原を観賞できる。その後、昭通で民族の雰囲気に触れ、また未開の大包山に行き、新鮮な空気を味わい、近くの豆沙関へ行って辺境を体験する。最後に蜀南竹海に行き、時代劇の小説の世界の雰囲気を味わおう。雲南東北部の自動車旅行は全長610キロ、約11時間のコースだ。

　「人民網日本語版」2013年9月