復旦大学 心理テストの結果で部屋割り(4) ▽「似たもの同士では切磋琢磨できないのでは?」との疑問の声も
ある指導教員はよく考えた末、この方案を採用しなかった。この指導教員は、「この部屋割り測定評価システムは、確かに、学生たちに居心地のいい環境を与えることになるだろう。だが、平穏で楽しいだけの4年間が終わり、社会に出たとき、自分と相容れない人と出会う機会も多く、そのとき彼らは適応できるのか?」と疑問視している。「いろんなタイプの人と上手くやっていくことを学ぶのも大学生活の一部だと思う」というのがこの教員の意見だ。
劉明波主任は、この測定評価システムを設計する際、この教師の心配する状況も考慮に入れており、システム自体は、性格が異なるルームメイトで構成することもできる。同じ部屋になった4人が、お互いに良いところを引き出すことが前提だ。今回のように部屋割りに心理測定評価システムを導入するのは初めての試みであり、その効果はやはり、更に追跡調査を行う必要がある。心理健康教育センターは、さらに調査研究を行うと共に、システムの整備および改善を進める予定だ。(編集WM)
「人民網日本語版」 2008年09月26日