メールマガジン登録
I-mode登録
ホーム|五輪|文化|経済|社会|政治|中日交流|評論|科学技術|写真|動画|転載|過去の記事文字
現在位置:人民網日本語版>>科学技術
更新時間:10:26 Nov 06 2008
西昌衛星発射センター、来年にも海南省文昌市に移転
 西昌衛星発射センターで勤務する数百人が来年末にも海南省文昌市の文昌航天発射場に移り、新たに業務を開始、5年後には移転後初の衛星が打ち上げられる見込みだ。今後西昌衛星発射センターは緊急打ち上げ業務のみに対応し、代わって文昌が新たな「宇宙センター」となる。 「華西都市報」が伝えた。

 西昌衛星発射センターは1970年に四川省西昌市に建設され、これまで多くの衛星打ち上げ活動を行ってきた。西昌市内を走るタクシー運転手・劉さんによると、西昌市民なら誰でも、衛星打ち上げの際は雷が鳴っていてはいけないことや、10月30日に打ち上げられた「ベネズエラ1号」通信衛星が南米への初の宇宙技術提供で、ベネズエラの通信コスト節約に貢献することを知っているという。「私は西昌にもう10年以上住んでるけど、もう半分宇宙専門家だね!」と劉さんは得意げに話した。それだけに、今回のセンター移転については、とても残念だという。

 西昌衛星発射センターのスタッフが移転に向け慌ただしく準備を進めている一方、海南省文昌市はスタッフらの到来を心待ちにしている。文昌市は「文昌航天発射場」敷地買収弁公室を専門に設置、市中心部からわずか30キロメートルほどの地点で、すでに約1千ヘクタールの買収が完了している。文昌市は市内のある主要道路を「宇宙路」と命名しているほか、宇宙テーマパークの建設も計画している。

 西昌衛星発射センターのあるスタッフによると、文昌発射場の完成のあかつきには、主に対地静止軌道衛星、大型極軌道衛星、大型宇宙ステーション、超高空探査衛星などの打ち上げが行われる計画という。また、現在注目を集めている嫦娥3号の打ち上げも予定されている。

 ――なぜ移転が必要なのか?

 ▽緯度の低い文昌

 文昌に新たに発射場を建設する理由は、海南省は中国大陸部でも最も緯度が低く、赤道からの距離が最も近いためだ。ロケット打ち上げ施設が、赤道により近く、緯度がより低ければ、打ち上げられる衛星は地球の自転による遠心力を最大限利用することが可能となり、打ち上げに必要なエネルギー消費が少なく済み、より早く目標速度に到達することが出来る。文昌に発射場を移転することで、西昌衛星発射センターに比べてロケットの搭載能力が10~15%向上するほか、衛星の寿命も2年以上延びることになると推定される。

 ▽輸送が容易

 海南は海に囲まれているため、ロケットを海路で輸送することが可能となり、ロケットのサイズにより鉄道輸送の制限を受けることがなくなる。

 ▽海域はリスクが少ない

 さらにもうひとつ重要な理由として、文昌から打ち上げられるロケットは、その打ち上げ方向半径1千キロメートル以内は海域であり、落下する残がいにより被害を招くリスクが少ない。(編集HT)

 「人民網日本語版」2008年10月31日
関連記事
印刷版 ホームへ
 
注目ポイント
[ V ]動画
芹洋子さん、84年の訪中を振り返る 胡錦濤氏の贈り物 芹洋子さん、84年の訪中を振り返る 胡錦濤氏の贈り物