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日本語版「中国のエリート高校生日本滞在記」刊行

『中国のエリート高校生日本滞在記』表紙。

 「日本僑報」によると、日本語版『中国のエリート高校生日本滞在記』は日本僑報社より刊行され、9月16日から日本で発売された。この本は、北京四中の高校生の日本修学旅行を通して、学生達が日本での見聞録を纏めた一冊で、日中の名門高校である慶應義塾高校と北京四中の交流の成果とも言える。

 日本僑報社の紹介によると、日中名門高校の交流は、ある夏の日にきた電話がすべての始まりだった。「学生を400人、ぜひ日本に送りたい」??。電話の主は北京四中校長の、劉長銘氏。学生の半分が北京大や清華大に進学する超エリート校、彼らが名指しで交流相手に選んだのが「慶応義塾高校」だった。

 中国側の思いを受け止めたのが人見豊(ひとみみのる)。一世を風靡したバンド、タイガースの人気ドラマーの地位を捨てて慶応高校教師に転身、教師として、また博士課程に通うなど激務の合間に中国語の教科書を何冊も著した熱血教師だ。一時は同高校の生徒の3分の2が中国語を履修するまでに人気を高めた。

 学生3000人を抱えるマンモス校、ボランティアを買って出てくれた学生や教師が校舎をかけずり回って学生を案内、生まれた無数の出会いから中国の学生は日本への理解を深める。

 「日本製品をボイコットすれば日本人をリストラできる!」とまで呼びかけた高校生が「我々は正しい情報を得ていたのだろうか」と振り返る、また引率した教師もトイレの音を消すためボタンまでつける日本人の細やかさに驚きを隠せない。

 道上尚史前在中華人民共和国日本国大使館公使は、推薦文の中で、次のように述べている。今回の修学旅行は、各自の関心に応じたコース編成、スケジュールが組まれ、異文化体験や日本の同世代の学生たちとの交流も行われたとのこと、多くの収穫があったのではないでしょうか。インターネットや書籍などではわからない、「日本の実像」を見て、感じていただけたと思います。

 道上氏はさらに次のように指摘した。将来を担う日中の若者がこうして交流を行い、相互理解を深めることは非常に重要なことです。郭沫若、魯迅、周恩来ほか中国で尊敬されている方々の中には日本で勉学された方が少なくありません。胡錦濤主席ご自身も、若いころ日中青年交流を進めた方です。どうか皆様も、大学入学後、あるいは10年後、また日本を訪問し、多様な日本を知っていただければと希望いたします。

 この本は、北京四中の張雲裳先生と元慶應義塾高校人見豊教諭が編著、成行正夫、張盛開など15名により訳された。いまやアニメからロック音楽までほぼシンクロで情報が流れるといわれながらも、大きかった認識のギャップや誤解が埋まっていく過程が鮮明に描かれる一冊。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月16日

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