駐日中国大使館は9月13日、新疆から来た「親しき中華」芸術団一行を歓迎してレセプションを催した。これには東京、横浜の華僑・華人代表、新疆出身の少数民族留学生、駐日メディアと中国資本企業の代表、華文メディアの約150人が出席した。
席上、韓公使があいさつし、一行に歓迎と感謝の意を表した後、次のように述べた。新疆はよいところだ。土地が広く、物産が豊かで、独特な文化をもち、傑出した人物を生んでいる。新中国成立後、特に改革・開放以来、党と政府の指導の下、各民族人民の懸命な努力の下で、新疆の諸事業は急速な発展と長足の進歩をとげている。また先ごろ、ウルムチでユーラシア博覧会が成功裏に開催され、新疆の近代化と対外開放の成果が示された。新疆はわが国とユーラシアをつなぐ橋頭堡と重要な玄関で、地理的には日本から遠く離れているが、多くの日本人が新疆にあこがれている。改革・開放と西部大開発戦略が進むにつれて、日本の新疆に対する関心と交流への熱意はたえず高まり、新疆と日本の結びつきはますます強くなっている。「親しき中華」芸術団は、在日華人・華僑と留学生に対する祖国と新疆人民の心遣いと慰問の気持ちを携えてきたが、同時に日本社会の新疆理解増進と双方の交流・協力強化をはかる重要なものでもある。
アブリズ・アブドルイム副秘書長もあいさつし、大使館の強力な支援に謝意を表した後、次のように述べた。今回の訪問の目的は三つある。一つ目は華人・華僑と留学生の慰問。二つ目は新疆の各民族人民を代表して、日本の市民との交流を深め、友情を増進すること。三つ目は海外華僑との交歓活動によって、華僑のための事業の発展に貢献することだ。アブドルイム副秘書長はまた、新疆は経済が発展し、社会が進歩し、2200万の各民族人民が安心して暮らし生業に励んでいるが、これはすべて故郷の発展に対する広範な華人・華僑の貢献を抜きにしては語れないと強調、皆さんが引き続き新疆の諸事業の発展に支持と関心を寄せられるよう希望すると述べた。
レセプションの後、韓公使は招待客と一緒に大使館の映画ホールで、芸術団が在日華僑・華人、留学生、駐日機関代表のために用意した慰問公演を観賞した。各民族の団員がキルギス族、漢族、カザフ族、タジク族などの民族舞踊を披露した。公演がタタール族の踊り「祝日の歌」で幕を閉じると、華僑・華人と留学生の代表たちは次々に舞台に上がって、出演者と記念撮影を行い、ホールは楽しさと熱気に包まれた。
レセプションに先立ち、韓公使は大使館内で、芸術団の役員と会見した。芸術団の役員はまた、在日華僑・華人、新疆出身の少数民族留学生、駐日メディア、華文メディアと座談会を開いた。劉亜明領事部参事官兼総領事が司会を務めた。
中華人民共和国駐日本国大使館ウェブサイトより2011年9月20日