ターゲットは中国人観光客 嬉野温泉で中国語講座
訪日する中国人観光客が大幅に増加する中、日本各地の観光地では従業員の簡単な中国語のマスターが急務となっている。中国人観光客によりよいサービスを提供すべく、佐賀県・嬉野温泉は7日、旅館従業員向けの中国語講座を始めた。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
現地の報道によると、講座の内容は基本的なあいさつや観光案内など実践的な会話が中心。市民総出で中国人観光客へのおもてなしにつなげる。講座は全6回で来年1月末まで。
中国で日本語教師の経験があり、現在旅館を経営する武藤典子さんが講師として招かれた。中国語の発音に慣れることから始まる初回受講者16人の授業はすでに終了した。受講者らは授業の結果、「請進(どうぞこちらへ)」「請喝茶(お茶をどうぞ)」など簡単な中国語のあいさつを学んだ。
授業に参加した一人は「発音が難しく、これまで身に付けられなかったが、今日は教え方が上手だったのでうまく言えるようになった。頑張ってあいさつからものにしたい」と語った。
嬉野温泉の外国人観光客は数年来激増しており、今月に入り、長崎港から上海までのクルーズ船も就航した。来年1月には佐賀-上海間も結ばれる。言葉の壁が切迫した問題となったため、同温泉は今回の中国語講座を開いた。(編集HT)
「人民網日本語版」2011年11月10日