「学生対抗円ダービー」前半戦 中国の大学が首位獲得
学生チームが円相場の予想を競う「第12回学生対抗円ダービー」(日本経済新聞社主催)の第1回戦の結果がまとまった。中国・淮陰師範学院(=江蘇省淮安市)の傅啓明(ふ・けいめい)さん率いるチームが、明治大学と同率1位を獲得した。
今回の学生対抗円ダービーには、大学など74校から計449チームが参加。第1回戦では、5月31日の東京外国為替市場の円相場(午後5時の対ドル終値)を予想した。中国の大学が入賞したのは、一昨年に淮陰師範学院の丁晴チームが7位入賞、天津外国語大学の代表チームが優秀賞(レポートのユニークさを評価)を獲得したのに続く快挙。
指導を担当した小野寺健主任教授は「淮陰師範学院では『学生対抗円ダービー』や『日経ストックリーグ』の参加を通じて、金融・証券に精通した人材の体系的な育成に取り組んでおり、その成果が、徐々に現れたもの」と説明。
「複合的人材育成」を教育課題として挙げる「中国日語教学研究会」の徐一平会長(北京日本学研究センター・センター長)も、淮陰師範学院の取り組みを高く評価し、その動向に注目していると語った。
「学生対抗円ダービー」は、第1回戦と第2回戦の合計で最終順位が決まる。第2回戦は6月29日の円相場を予想する。
「人民網日本語版」2012年6月14日