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周冬霖氏:日本で桜の花を食べる

「週刊!深読み『ニッポン』」第21回
花見

 「週刊!深読み『ニッポン』」

 桜は日本の国花だ。日本の花見の情景は、中国のゴールデンウィークの人波を彷彿とさせる。普段は感情を表に出さない自制的な日本人が、桜の花の下で年に一度のカーニバルを楽しむ。桜の咲くシーズンの週末には、桜の花の下のわずかなスペースを確保しようと、午前3時、4時から多くの人が公園に駆けつける。初めからシートと寝袋を持って公園で夜を明かす人もいる。ちょうど花見の季節に日本を訪れた人なら誰しもが日本の桜の花の美しさに心動かされ、桜の花に夢中になる日本人の姿に感服する。(文:周冬霖・中日関係史学会理事、中日桜花文化交流センター主任)

 日本では桜は観賞レベルのみに留まらない存在だ。桜の要素は日本人の衣食住各方面に浸透していると言っても少しも誇張ではない。日本人の日常生活には桜の要素を持つものが溢れている。食品、飲料品、化粧品、衣料品、かばん、靴、帽子、ハンカチ、扇子、各種文房具、日用の磁器----。桜の花、桜の葉、桜の木を原料にした製品は数えきれないほど多い。

 日本では桜は産業に留まらず、事業でもある。一般市民から著名人まで、桜の事業が無数の日本人の人生を素晴らしいものにしてきた。著名な小説家、デザイナーで日本芸術院会員の宇野千代氏は、その典型的な例だ。98歳で亡くなった宇野氏は生前、多くの作品を発表し、多くの賞を授与された。生涯の間に無数の恋愛を経験し、何度も恋に破れたが少しも落胆しなかった。ほとんど恋愛するたびに捨てられ、「失恋女王」として誰もが知る存在となった。執筆以外に岐阜県にある樹齢1500年以上の彼岸桜「淡墨桜」の保護活動でも有名で、桜をモチーフにした作品(製品)のデザインを無数に手がけた。現在日本各地の店で宇野氏の名を冠した、桜をモチーフにした各種日用品が販売され、その優しい和のテイストで女性客を魅了し続けている。

 私は数年前に友人からプレゼントされた線香「淡墨の桜」を、1本香りを楽しみ、残りを今までずっと大切に取っている。自分でも宇野氏の文房具を買い、友人にプレゼントしたことがある。後になって、中国のネットショップでも湯呑み茶碗、果物皿、茶筒、筆筒、盆、磁器、茶道具、ブックカバー、眼鏡ケースなど宇野氏の様々な商品が買えることを知った。購入者の評価欄を見ると、価格の高さへの不満が少しあるほかは、大多数が絶賛のコメントを残している。

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花見
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