日本でも中華料理店への投石相次ぐ 中国への抗議か
福岡県では18日深夜から19日朝にかけ、中華料理店や中国系企業が入るビルに石が投げ込まれ、ガラスを割られる被害が4件相次いだり、19日午前2時40分ごろ、神戸市の中国人学校で、不審火が発生したりするなど、日本の各地で中国に抗議するためと思われる事件が相次いでいる。日本の華字紙「日本新華僑報」のウェブサイトが報じた。
兵庫、福岡両県警はそれぞれ、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題に絡む嫌がらせの可能性が高いとみて、器物損壊容疑で捜査している。
福岡県警によると、18日夜10時50分ごろ、志免町の中華料理店の出入り口付近の窓ガラスが4枚、投石により割られた。犯行直後に現場から逃げる3人組が目撃されている。
その約15分後の11時5分ごろ、博多区美野島の中華料理店「新華園」でも、ドアや窓のガラスがすべて破損。さらに同区住吉の中華料理店とJR博多駅前の中国関連会社が入るビルでもガラスが割られた。
4件の被害のうち、3件がわずか40分の間に続発。場所も近く、いずれの現場からも拳大の石が見つかるなど、手口が似ていることから、警察は同一犯の犯行と見て捜査を進めている。「新華園」の前原和義店長(64)は、「誰がやったのか分からない。今日(19日)は営業できない」と困惑した様子だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年9月21日