2012年10月24日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:18 Oct 24 2012

中国映画「風水」出品辞退 芸術顧問「パフォーマンス」と批判

 第25回東京国際映画祭が20日、開幕した。そのわずか2日前、コンペティション部門に中国映画として唯一ノミネートされた「風水(原題:万箭穿心)」のプロデューサーが中国国内で記者会見を行い、日本政府の釣魚島(日本名:尖閣諸島)の国有化宣言が中国国民の感情を大きく傷つけたことから、同作品は東京国際映画祭への出品を取りやめると発表した。同作品の芸術顧問を担当した著名映画監督の謝飛氏は19日、自身のブログに声明を掲載し、「プロデューサーが演じたこの『辞退劇』は、完全に商業的なパフォーマンスだ」と厳しく批判した。中国青年報が伝えた。

 謝氏は同作品の出品取りやめについて、理にも法にもかなうものではないと主張。コメント欄では、映画業界人・一般のネットユーザーに関係なく、大多数の人が謝氏の意見を支持した。「風水」の原作者である有名作家・方方氏でさえ、記者取材に対し、「出品取りやめは、低次元での決断だ」との見方を示した。

 映画「風水」では、平凡な人々の、日常生活における温かみ、苦しみ、やるせなさが描かれている。

 制作費はわずか400万元(約5114万円)、宣伝費を加えても総コストは600万元(約7671円)。このようなローコストの国産映画は、謝氏によると、中国の現実主義という優れた伝統を引き継いだ傑作という。たとえ素晴らしい映画であっても、PRやマーケティング活動が適切に行われなければ、世の人々が作品の存在を知ることはできない。よって、作品のPR・マーケティング活動は、本来、当たり前のことだ。ところが、映画「風水」の配給会社は、愛国心という大義名分を掲げ、出品取りやめを突然発表した。しかし、謝氏によって事の真相を暴露される結果となった。氏の指摘によると、彼らが意図したのは、出品取りやめによって世間の関心を集め、「百城万幕十万場前売り」という大々的なマーケティング計画を実行に移し、「愛国映画」という幻想のもとに大金を稼ぐことだった。

 釣魚島問題が悪化して以降、ハリウッド映画「バイオハザード5」に出演した人気女優の李氷氷さんは、日本での試写会イベント欠席を発表、世界的ピアニスト・李雲迪氏も東京でのコンサートを中止した。彼らの行為は世間に取り沙汰されることはなかったが、「風水」の出品辞退は、謝氏さらには一般の人々の反感を買った。これは、今回の「愛国劇」の中に、「金儲け」の匂いがあまりにも強すぎたことによる。「釣魚島問題」が本当の理由ならば、最も緊迫化していた9月下旬から10月初旬に、出品辞退を表明していたはずだ。映画祭開幕のための準備が全て整い、映画のチケットが日本の観客に売り出される2日前になって、なぜ急きょ出品辞退を発表したのか?また、中国国内で出品辞退を発表した後に、映画祭主催者に連絡するといったやり方は、職業上の道徳や礼儀に欠けた行為だ。

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古