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中国人特派員が日本の自動車教習所に通って感じたこと (2)

 通行者保護に関する規則は非常に多く、検定の重点でもある。公共バスあるいは市内電車などで乗客の乗り降りを見た場合、運転者はバス・通行者と安全な距離を保ち、徐行する必要がある。雨天の際は、運転者は雨水が通行者にかかった場合、責任を負う。一般道での教習が始まってから教官が最も強調したのは通行者の保護であり、生徒が規則に従わずに通行者保護のための停車、あるいはその他の措置を講じなかった場合、教官の指導は厳しく、繰り返し教え込まれる。卒業検定の際、生徒が「弱者保護」の規則を無視すれば、受験資格は即刻取り消される。運転者は教習所で繰り返し通行者保護の観念を教えられ、卒業後の習慣となるのだ。

 ▽生徒は青年か高齢者

 注目すべきは、日本の自動車教習所は一般的に卒業検定資格を有していることだ。つまり、生徒は教習所を修了し、卒業検定に合格すれば免許証を取得できる。教習所で卒業証明証を取得後、規定期間内に各都道府県の運転免許センターへ行き、適正・学科試験を受ければよい。しかしこれは、教習所の「裏口卒業」を意味するものではない。教習所教官と生徒は授業の際、会話を控えるほか、各課の教官は異なり、試験官も基本的に初見の人だ。公正を保つため、卒業検定の際は生徒一人が後部座席に座る。監督者としての役割のほか、試験官と生徒の間に意見が異なった場合の証人ともなる。記者が印象深かったのは、初めての卒業検定が自らのミスで中止になったときのことだ。教官と校長は記者の不合格を知ると、記者に謝り、それが心に響いた。問題に遭った際、教官達は責任を押しつけることなく、自分の指導が足りなかったと認める。このような教習所だからこそ、生徒は安心感を得る。

 日本の自動車教習所の特色として、生徒は若者か高齢者、ということが挙げられる。日本の一般家庭の自動車普及率は非常に高いため、免許証取得は社会的技能として必須であり、日本人は一般的に、高校卒業前、あるいは大学在学中に教習所に通う。しかし近年来、高齢者による交通事故が増加しており、日本の法律では70歳以上の高齢者は免許証更新前に教習所で座学・実技などによる高齢者講習を受け、合格する必要がある。不合格の場合は、新たな免許証は交付されない。(編集HT)

 「人民網日本語版」2012年11月21日

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