中日両国の現代書画名人の作品計約100点を展示する「中国現代書画名人展並びに日本書と非書展」(中国人民対外友好協会、日中現代書画名人展執行委員会共催)の開幕式が2日、東京中国文化センター(=東京都港区)で行われた。中国人民対外友好協会の李小林会長や程永華・駐日本大使、鳩山由紀夫元首相(日中現代書画名人展執行委員会委員長)、文化庁の近藤誠一長官などが出席し、あいさつを述べた。
夫人を伴って出席した鳩山元首相はあいさつの中で、「私は日本も好きだし、中国も好きだ。両国の政治関係が困難な局面に直面している時こそ、両国民は文化などの分野で力を合わせ、友好的に交流を推し進めていくことが必要だ。日中両国の書道家たちがこのような展覧会を開催したのも、まさにこの理念に基づいている」と語った。
李小林氏は「中国人民対外友好協会は今まで世界平和のために努力し、中国人民と世界各国の人々との間に、理解と友情を築くことに尽力してきた。たとえ中日関係が現時点で非常に冷え込んでいたとしても、中日両国の民間友好が続いていくことを希望している」と語り、「両国の相互努力によって中日関係が正しく健全な方向に発展していくと信じている」と期待を寄せた。
程永華駐日大使は「中日平和友好条約締結35周年に当たる今年、『中国現代書画名人展並びに日本書と非書展』を開催することはまさに時宜にかなっている。長きにわたり、中日両国の文化界は東アジアや世界文化の発展と繁栄に大きく貢献してきた。中日両国は漢字を公用文字とする国であり、漢字と書道は両国間のコミュニケーションにおいて重要な絆となっている」と語った。(編集MZ)
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