日本チームがW杯へ 中国との距離 (2)
日本サッカーに学ぶ 等級試験を提案
中国ラジオ網によると、1日の国際児童デーに行われた青少年サッカー座談会で、青少年サッカーを管轄する中国サッカー運動管理センター党委員会書記の魏吉祥氏は「等級試験のようなものを設立し、ピアノの試験のように1級づつ向上して行くのがよいのではないか。例えばリフティングなら、20回できたらこの級、30回はこの級、50回はこの級というように、徐々に初等教育でこうした評価体制を構築する必要がある」と発言した。
等級試験については、一部地区では中学校進学時の体育試験にサッカーを取り入れている場所もある。青島市では2012年、中学進学試験の体育科目でサッカーを採用した。当時の「城市信報」によると、サッカー採用により、現地のスポーツ用品店ではサッカーボールがあっという間に売り切れたという。もっとも同市の試験は抽選により選定されたもので、継続性もない。しかし現在では総局の幹部もサッカー協会の幹部も、サッカー水準の向上のためには体育部門だけでは成功しないことを理解している。成都市サッカー協会も新学年から小学校、中学校、高校の新たなリーグ形式を始める計画で、サッカーの発展を目指している。こうした連携システムが確立されて初めて日本のサッカーに追いつくのかもしれない。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月6日