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中日大地震被災地の子供たちが描く「ふるさと再建の夢」

絵画展の企画者であるアーツテック株式会社の酒井靖之社長

 東日本大震災の被災地の子供たちが、四川省で起こったブン川大地震の被災地の子供たちに向けて描いた絵やメッセージを展示する絵画展「希望の画(え)」が北京オリンピック公園内の北京国家水泳センター(水立方)で開催されている。人民網が伝えた。

 2008年5月12日に四川省ブン川・北川で発生したマグニチュード8級の大地震は、6万9227人もの犠牲者を出した。この大地震は新中国が成立して以来、最も破壊力が強く、最も被害範囲が広く、最も死傷者が多い地震となった。この大地震は「ブン川大地震」と呼ばれている。

 2011年3月11日、日本の東北地方太平洋沖で発生したマグニチュード9級の大地震は巨大津波を引き起こし、1万9000人もの犠牲者と行方不明者を出した。大地震は日本の福島第一原子力発電所の放射線漏れ事故を引き起こした。同年4月1日、この大震災を「東日本大震災」と呼ぶことが閣議決定された。

 中国と日本。この隣合わせの2国間は、いつも話題に事欠くことはない。今回、両国を結びつけたのは、この世界を震撼させた2つの大震災であり、大震災によってふるさとや家族の命を奪われた被災地の子供たち、そして被災者たちの間で互いに思い合い、励ましあって育まれた深く厚い友情だ。

 「希望の画」と名付けられた中日友好交流の絵画展が10日より25日までの会期で、北京オリンピック公園内の北京国家水泳センター(水立方)で開催され、無料で公開されている。

 同絵画展の主催社である日本の映像・動画製作会社アーツテックによると、展示されている絵は日本の東日本大震災で最も被害が大きかった宮城県、福島県、岩手県の被災地に所在する小・中学校10校あまりから半年をかけて集めたもので、約300枚に上る。

 絵のテーマは、自分の心の中ですでに再建されたふるさとや校舎の様子や将来なりたい職業の夢など、多岐にわたっている。また、多くの絵には「がんばって!」、「光輝くふるさとの街を再建してください」、「あなたのふるさとで夢を実現させてください」といった四川省の被災地の子供たちに向けた励ましの言葉が添えられている。

 同絵画展の企画者であるアーツテック株式会社の酒井靖之社長は、「個人的に非常に中国のことが好きで、これまでずっと日本と中国の友好のために何かできないかと考えてきた。今回、水立方で開催した絵画展はこの思いを叶えるための行動の一つ」と語った。また、「中国の被災地の子供たちが日本の被災地の子供たちに向けて描いた絵や励ましの言葉を集めたい」として、「来年この2つの被災地の絵を一緒に展示するさらに大きな展覧会を東京で開催したい」と希望を語った。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年8月13日

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