性犯罪を疑われる日本の男性保育士 オムツ交換が怖い
中国メディアが見る日本 日本で、男性の幼稚園教諭は教諭全体の3.4%を占めるにすぎず、非常に珍しく貴重な存在だ。ただ、多くの保護者が男性教諭の「動機」に懐疑的な見方を持っているため、困惑している男性教諭も少なくない。例えば、「女児のオムツ交換」が男性教諭を後ずさりさせる仕事の1つだ。中国広播網が報じた。
日本では男性保育士が女児のオムツを交換しようとすると、母親が飛んで来て、「うちの子は頻繁にオムツを交換しているから換えなくていい。なぜなら、あなたは男性保育士だから」と言われる。そのため、「同僚が見ている時以外は、女児のオムツは絶対に換えない」と心に決めている男性保育士もいる。日本の社会では、男性保育士に対する偏見があるため、男性保育士は、濡れ衣を着せられることがないよう自己防衛策を取らなければならないのだ。
日本のある雑誌が子供を持つ親44人を対象にアンケートを実施し、「託児所が男性保育士を雇うことに賛成するか」と聞いたところ、全員が「賛成」と答えた。ところが、「男性保育士が女子園児のオムツ交換をしたり、お風呂に入れること」については、36人が「賛成」・「なんとも思わない」と回答したものの、8人が「反対」と回答した。その8人のうち6人が女性だった。反対の理由は、「子供は性犯罪を理解しておらず、万が一性的虐待を受けると困る」や「保育士といっても異性で、プライベートな個所を触るべきではない」、「女児の年齢とは関係がなく、性別が違えば境界線を引くべき」などだ。
男性保育士が幼稚園にいると、男性ならではの気風を送り込むことができる。日本語には、男性言葉と女性言葉があるため、子供達が小さいころから女性保育士が使う言葉ばかりに触れていると、男児も女性化してしまうという問題が生じるため、これは非常に重要なことだ。男性保育士がいると、言葉だけでなく、感情面や意志、意識などの面でも、男性ならではの役割を果たすことができる。しかし、保護者が男性保育士といかにして信頼関係を築くかは大きな問題の1つだ。元々この世界は伝統的に女性の分野であるため、信頼問題は非常に重要だと、筆者は考える。この問題は日本だけでなく、アジア各国、しいては世界各国に存在している問題であるのかもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月11日