矢野浩二さんが役名「浩二」で最新映画「最佳嫌疑人」に出演
インタビューに答える矢野浩二さん。 |
16日、撮影中の中国映画「最佳嫌疑人」の出演者らに取材を行った。数々の作品で日本兵を演じるなど、中国で活躍する俳優・矢野浩二さんもインタビューに応じた。中国新聞網が報じた。
2001年に北京に渡った当時、矢野さんはまだ無名の役者だった。しかし、そこからコツコツと努力を積み重ね、約12年の間に数々の中国ドラマに出演。印象深い「日本兵」役が多かったため、「日本兵専門」とさえ呼ばれるようになった。しかし、日本兵役だけでは決して満足しない矢野さんは、得意分野の開拓にも力を注ぎ、さまざまな役柄をこなしてきた。「最佳嫌疑人」で、矢野さんはユーモアある一面をいかんなく発揮している。
同作品で、韓国の女優・洪暁熙演じる梅川美紀子の助手を演じる矢野さんの役名は本名と同じ「浩二」。「とても劇的でおもしろい」と矢野さん。「この役はこれまでに演じたことのある役と全く違い、とてもユーモラス。脚本をもらってから監督と何度も話し合い、自分の意見も加味してもらった。監督も認めてくれ、改善の余地がまだまだあるため、人物のイメージもどんどん膨らむ」と得意げに語った。
一方、中日間の問題に関して、矢野さんは「お互いの理解が不十分なため、多くの問題が存在している」との見方を示し、「2国間の民間交流活動によく参加している。2国間のかけ橋になり、両国の国民に積極的な情報を伝え、相互理解を深めたい。今年4月に重慶のある大学で開催された中日交流の講座には、500人以上が参加し会場は満席になった。この活動の発展を信じている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月17日