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中日結ぶパンダのおきあがりこぼし 四川から福島へ

 四川省成都市の小学生が祝福の言葉を書き込んだパンダのおきあがりこぼしが先月21日、日本の福島県西会津町の小学生に贈られた。今月下旬には西会津町の小学生が祝福の言葉を書き込んだパンダのおこあがりこぼしが成都市の小学生に贈られる予定だ。人民網が伝えた。

 今回のイベントは中日両国の交流を深めることが狙いで、両国から小学生を10人ずつ選び、おきあがりこぼしに祝辞を書き込んでもらい、交換するというものだ。おきあがりこぼしのやりとりを通じて、中日の子ども達の交流促進を目指す。おきあがりこぼしは会津地方に古くから伝わる民芸品で、倒れても素早く起きあがることから、困難にうち勝つ縁起物とされ、人々に愛されてきた。四川省では2008年5月と13年4月に地震が発生し、日本の福島県をはじめとする東北地方では11年に東日本大震災が発生した。中日の企業が協力して、四川省を代表するパンダと東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の民芸品を結びつけ、今回のイベントを企画。おきあがりこぼしが両国被災地の復興の一助となり、両国の民間交流を促進することが期待される。

 今回のイベントを企画したのは、中国の蘇州巴比栄皮具有限公司と日本の西会津町振興公社。同公社の伊藤勝代表取締役社長は贈呈式で、両国の交流がなければ、中日関係の発展など語るべくもない。夢と思いを箱にいっぱい詰めて、中日友好の起爆剤にしていくと述べた。同公司の安東幸樹董事長(会長)は、このたびのイベントは一時的なものではなく、中日の友好のため、子ども達の夢のため、これからも継続されることを願うと述べた。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年10月1日

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