関東や東北地方を襲った大雪により、交通機関や鉄道が混乱。そのため数多くの集落が孤立し、6900人以上が集落に閉じ込められた。雪による事故などでの死者はこれまで計19人、けが人は1600人に上った。香港の旅行社5社では、17日の時点で少なくとも計18ツアーが東京や北海道に滞在中で、富士山行きなど、一部行程をキャンセルして市内観光に切り替えたり、交通遮断のため足止めを食らうなどの影響を受けている。香港紙「明報」の報道を引用して、中国新聞網が伝えた。
旅行社「永安旅行社」によると、13日に出発した東京・富士山5日間のツアーに参加したツアー客は、富士山と東京を結ぶ高速道路が通行止めになったため、山上のホテルに留まった。搭乗予定だった17日午後4時の香港行きのフライトに間に合わず、さらに一日延泊することになったため、同社はツアー客のために市内にホテルと夕食を無料で提供した。早ければ18日夜のフライトで帰国するという。
旅行社「縦横遊」では、現在約50人が参加している2つの訪日ツアーが大雪の影響を受けているという。一つは、山形・東京5日間のツアーで計21人が参加している。交通機関の混乱により、山形まで行けず、東京で3日間足止めを食らったため、都内観光に切り替えた。もう一つは、計32人が参加している北海道知床5日間のツアーで、大雪のため砕氷船が欠航したため、17日の晩は知床市内で一日延泊した。
「康泰旅行社」では、現在1つの東京ツアーと2つの北海道ツアーに約100人が参加しており、大雪のためにツアー行程を調整している。「東瀛遊」では、17日の時点で6つの東京ツアーと5つの北海道ツアーが日本に滞在中で、一つの東京ツアー客は17日に予定通り香港に戻ってきたという。「美麗華旅遊」でも、約30人が参加していた2つの東京5日間のツアー客が17日、香港にすでに戻ってきたという。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月19日
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