2014年3月20日  
 

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捏造される「ヒーロー」 自信を失った日本の社会

中国メディアが見る日本

 2014年03月20日08:19
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小保方さんの論文とJ. Guo氏の論文の比較
赤文字が一致する部分。

 聴覚障害がありながら「絶対音感」を頼りに作曲活動をし、「日本のベートーベン」と呼ばれていた佐村河内守氏をめぐり最近、聴覚障害が偽りだっただけでなく、曲もゴーストライターの代作によるものと発覚した。また、「ノーベル賞候補」とされていた細胞生物学者・小保方晴子さんのSTAP細胞をめぐる論文にも、捏造疑惑が出ている。小保方さんに関しては、下村博文・文部科学大臣が「日本にとって誇り」とまで絶賛していた。環球網が報じた。

 まじめ、かつ慎重であることで知られる日本人は文化や科学の面で、一歩一歩着実に向上を目指してきた。しかし近年、耐震偽装マンションやコピー商品などのニュースが増えている。上記の日本を代表するとされていたアーティストや科学者をめぐる事件は、世界でも大きな波紋を呼んだ。このような現象は決して偶発的なものではなく、近年右翼化する日本社会が自信を失い、「ヒーローの登場」を待ち望んでいることと関係がある。ヒーローに成り済ます人が出現してしまうのだ。中国には「飢えては食を択ばず」ということわざがある。人々が「ヒーロー」を待ち望んでいる機運に乗じて、ヒーローが登場するのだ。このような危機的状況が、衰退期にある日本の社会で普遍的に見られる。この点、東アジア文化を共有する中国は警戒を保つと同時に、日本の轍を踏まないように注意しなければならない。

 佐村河内氏には「絶対音感」があると聞いただけで、多くの人が感服し、正常な識別力を失い、それだけを理由に同氏の曲を買い求めていた。人を魅了する背景を持つ人物には、自然とメディアも注目するようになる。ドキュメンタリー番組の高い製作技術を誇るNHKでさえ、「魂の旋律-音を失った作曲家-」と題するスペシャル番組を放送した。しかし、嘘だらけだったことが明るみになると、曲自体も魅力を失ってしまった。日本人は「音楽」ではなく、「ヒーロー」を求めていたのだ。

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