「世界国別地図」のなかの日本地図(一部)(1965年) 実際のところ、そういう侵略の歴史がなければ、20世紀70年代以前の日本地図に釣魚島が日本に属する等明示されることもなかっただろう。なお、いくら日本が釣魚島を不法占領したにしても、日本出版の多くの地図では、この島が日本に属するというように明示されていない。しかも、日本出版の各種地図における釣魚島の付属島嶼に関する名称表記は一層混乱したものである。今日になっても、日本の一部地図は依然として中国風の名称で表記されている。例えば、黄尾嶼、赤尾嶼がその例である。
一部の日本メデイアは歴史を塗り替えようと企み、自分に都合がよいように解釈し、へ理屈をこねて、ごく一部の古い地図をもって釣魚島の帰属に関する自分のでたらめな主張を裏付けようとするが、これは事実に著しく背き、まったく成り立たないのである。特殊時期の古い地図を持ち出して騒ぎ立てることは、正に日本の侵略の歴史に対する一部の日本人による反省がひどく不足していることの表れである。日本の侵略の歴史を覆そうと企むという本当の目的を反映したものである。こういう行動は思い通りになるはずがなく、彼らの本当の姿を世の中の人々の目の前に一層はっきりと露呈するのみである。逆に、日本国内の一部の正義感を抱き、真理を堅持する歴史学者は釣魚島およびその付属島嶼は古来中国の領土であることをはっきりと認識している。たとえば、井上清教授はかつてみずから沖縄へ赴き、詳細かつ綿密な調査研究を行い、大量の歴史公文書および地図を調べた。地図と文献資料の研究を通じ、井上清教授は「「尖閣」列島—釣魚諸島の史的解明」という著書の中で、一日本史学者の良識をもって「さいわいこの旅行中に、沖縄の友人諸氏の援助をうけて、私は、いわゆる「尖閣列島」のどの一つの島も、一度も琉球領であったことはないことを確認できた。のみならず、それらの島は、元来は中国領であったらしいこともわかった」と厳粛かつ率直に述べた。
歴史は改ざんされるものではない。主権は侵犯されるものではない。領土は奪い取られるものではない。日本がどんな手段をもってその一方的且つ不法な立場を宣伝しようとしても、釣魚島が中国に属する事実を変えられない。(編集YXとLX)
「人民網日本語版」2014年3月7日
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