人民網ホームページ

 中共中央政治局は20日の会議で、中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)を10月に開催することを決定した。中共中央政治局の中央委員会への活動報告、第13次五カ年計画の策定に関する提案の検討などが主要議題となる。習近平中共中央総書記が議長を務める。

第18期五中全会

  • ■日程
    2015年10月26~29日
    ■主要議題
     第13次五カ年計画が中心的議題となり、今後5年間の中国経済・社会発展の青写真が描かれる。
    ★五中全会を召集するため、中共上層部は今年に入り基層の調査研究を緊密に行ってきた。
    ★5月から7月にかけて習近平中共中央総書記は相次いで3省を訪問して調査研究を行った。
    ★李克強総理は9月始めに特別会議を招集して第13次五カ年計画策定の始動にあたり取り組みをまとめた。
  • 第13次五カ年計画の十大目標・課題

    • 経済成長の維持
      経済発展方式の転換
      産業構造の調整・最適化
      イノベーション駆動型発展の推進
      農業近代化の加速
    • 体制・制度の改革
      釣合のとれた発展の推進
      エコ文明構築の強化
      民生の保障と改善
      貧困者支援開発の推進

    第12次五カ年計画を振り返る

    第13次五カ年計画の内容について

    • ■シグナル3:民生重視
       民生改善は政府の取り組みの帰着点であり重点だ。李総理は、第13次五カ年計画を科学的に策定するには、国家経済と国民生活をしっかりと抑え、発展の必要に着眼し、国民の期待に添わなければならないと指示した。

    関連特集

    歴史上の五中全会を振り返る

  • ■五中全会の会期
     通常、中央委員会は5年間に全体会議を7回招集する。2012年の第18回党大会から現在までの3年間に第18期中央委員会は全体会議を4回召集した。改革開放以降の五中全会を振り返ると、第15期五中全会まで五中全会の会期は完全に定まっているわけではなく、会期は通常3~4日間だった。
    第11期五中全会の会期:1980年2月23日~29日
    第13期五中全会:1989年11月6日~9日
    第12期五中全会と第14期五中全会:共に9月に召集された。
  • ■五中全会の議題
     1995年の第14期五中全会以降、五カ年計画の可決が主要議題となっている。
    第14期五中全会は「国民経済・社会発展の第9次五カ年計画と2010年長期目標の策定に関する中共中央の提言」を可決した。
    その後の第10次五カ年計画と第11次五カ年計画、第12次五カ年計画は共に五中全会で可決された。
    人事も五中全会の注目点の1つだ。
    規律違反の幹部に関する中央紀律検査委員会による審査報告の審議も議題の1つ。
  • 会議の招集パターン

    写真ニュース