中国がソマリアに軍艦派遣、日本政府に「焦燥感」
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中国海軍のミサイル駆逐艦「武漢」・「海口」および総合補給艦「微山湖」は遠洋護衛艦隊として26日に三亜を出発、アデン湾およびソマリア沖での護衛任務を行う。主な任務はアデン湾、ソマリア沖を航行する中国の船舶を護衛し、WFP(国連世界食糧計画)などの国際機構による人道物資を運ぶ船舶の安全を守ること。
米国「インターナショナル・ヘラルド・トリビュー」紙は評論のなかで、「中国が太平洋以外の海域で近代化された軍艦の力を披露するのは初めてとなる。中国海軍はこれまで長期にわたり沿海の防衛と地域的な行動に力を注いでいたが、ここ数年、近代化計画を盛んに実行している。今回のアデン湾への派遣は、主に中東地域から中国へと向かう貨物船と石油輸送船の護衛のためで、パトロールは副次的なものだ」と述べている。日本「読売新聞」は、「米英仏など十数か国に加え、中国も軍艦派遣を正式発表し、日本政府内には焦燥感が出ている。(中略)米国新政権との関係構築で中国に後れをとるとの見方も出ている」としている。(編集SN)
「人民網日本語版」 2008年12月23日