2009年1月19日    中国語版日本版
更新時間:10:54 Jan 19 2009

ガザ情勢はデリケートな段階に

 イスラエルのオルメルト首相は17日夜、現地時間18日午前2時よりガザ地区への攻撃を一方的に停止するが、イスラエル軍の駐留は当面継続すると発表した。その後、イスラーム抵抗運動(ハマス)を含むガザ地区の各武装勢力もイスラエルとの1週間の停戦を宣言した。

 ガザ地区では同日にも武装衝突が起き、パレスチナの市民1人がガザ地区南部でイスラエル軍に殺されたとの目撃情報がある。パルスチナの武装勢力は18日午前にイスラエル南部に数発のロケット弾と迫撃砲を撃ち込んだと発表した。

 イスラエル軍は昨年12月27日以降、ガザ地区に対する大規模な軍事攻撃「鋳られた鉛」作戦を開始。現在までにパレスチナ側で少なくとも1300人が死亡、約5500人が負傷している。その半数は市民だ。

 エジプト訪問中のパレスチナ自治政府のアッバス議長はカイロで18日、ガザ地区からの即時撤退をイスラエルに呼びかけ、一方的な停戦宣言だけでは「全く不十分」との認識を示した。現地メディアによるとアッバス議長は同日午前、エジプトのムバラク大統領との会談後、「イスラエルはガザ地区から完全に撤退するとともに、人道支援物資を輸送できるようガザ地区に対する封鎖を解除しなければならない」と述べた。

 カイロのアナリストは、ガザ地区が平和の道へ入れるか否かには、依然不確定要素が存在すると指摘する。イスラエル側が一方的停戦を宣言して間もなく、ガザ地区の武装勢力がイスラエルに6発のロケット弾を発射。イスラエル空軍もロケット弾が発射された地区に空爆を行った。この他にもガザ各地で小規模な交戦が度々起きている。ハマス軍事部門のイッズッディーン・アル=カッサーム旅団はロケット弾攻撃を行ったことを認めると共に、ロケット弾攻撃の継続により、「イスラエル側の失敗を証明した」と表明した。ハマスのバルフーム報道官は「イスラエル軍が撤退するまで、ハマスは抵抗を継続する」と表明した。

 アナリストはイスラエル軍の一方的停戦の発表から72時間は、ガザ情勢に影響を及ぼすデリケートな段階になると指摘する。第1に、イスラエル軍はすでに一方的停戦を実行したものの、長期停戦の実現に関する条件では、双方になお大きな溝がある。第2に、長期間の衝突により双方の緊張は極限に達しており、「手入れ中の銃が暴発する」事態の発生も避けがたい。

 カイロの世論は、イスラエル側による一方的停戦の決定は、国際社会による和平促進努力の積極的な成果の1つと見ることもでき、ガザ危機の今後の政治的交渉による解決に一定の時間と可能性を与えたとしている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年1月19日

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